こんにちは、ポテイトです。
最近財布を新調したいなと考えていたところ、以下のような記事を見つけてしまいました。
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は…
革マニア垂涎の的である”コードバン”、そしてGANZOのクラフトマンシップに俄然興味をそそられます。
かくいう私、以前にフジタカという日本のブランドのコードバン長財布を購入していますが、バッグの金具でコードバン表面に引っ搔き傷を付けてしまい、泣く泣くヤフオクで値下げして売ったという痛い経験があります。
「同じ轍は踏まぬ」、そう心に決めて今回も入荷通知を受けた後に即ポチで購入したポテイトだったのでした。
GANZOが使用しているコードバンの種類
コードバンは馬の臀部から得られる極上の革で、一頭あたりから採取できる量が限られるので希少性も高いです。
GANZOでは手間のかかる水染めを施した後、オイルグレージングフィニッシュを経たコードバンを使用しています。公式HPブログよりメーカーは新喜皮革だと思われます。
内装にはきめの細かい牛ヌメ革が使用され、高級感の漂うアイテムです。
開封レビュー!「革の品質、作りは?」
では早速届いたGANZO コードバンLファスナーウォレットの開封をしていきたいと思います!
箱を開けるとふんわりと革の良い香りを感じます。革マニア達の脳の中枢神経に作用し、快楽効果を生じさせるあの香りです。
内容物を見てみましょう。時計本体に検品印、そして革製品には珍しくハードプラスチックの保証書が付いてきます。まるで高級時計のようです。
保証書の裏側には「金具・ホックの破損、糸のほつれ、ファスナー破損、接着のりの剥離」を1年間無償修理してくれるとの記載があります。もっとも、数万円する高級財布が1年間で破損してもらっては困りますが、こうした細かい配慮があることがブランドの格を感じさせる点でもあります。
しかしこの革の質感としっかりした作りの良さは惚れ惚れする出来です。これを誤って激しく傷付けたり、水溜りに落とした日にはショックから立ち直れる気がしません。
このお財布、いわゆる繊維モノの生地は使われておらず内装もオールレザーなのですが、エッジも綺麗なコバの仕上げがされていたり、革をふくろ縫いのようにエッジを包み込むように縫製されていて、とにかく手が混んでいます。こうした仕上げの素晴らしさを見れば納得の価格と言えます。
コンパクトながら十分な容量
以下は私が従来使ってきた「エムピウ ミッレフォッリエP25」と「FAROスペリオリザードロングウォレット」との比較です。
長財布はお札を折らずに収納でき、使い勝手も良いのですが小さいショルダーバッグに入れたい場合は少し窮屈です。GANZOコードバンLファスナーはミッレフォッリエより一回り大きいくらいのサイズ感なのでコンパクトな部類だと思います。
GANZOはカード入れも9箇所あります。カード収納力で言えば16枚入るミッレフォッリエに分がありますが、9枚もあれば必要十分と言えるでしょう。
お札入れは一室ですが、カード入れとの間に領収書などを折り畳んで挟むことができますので私の使い方では全く問題なし。
実際に収納してみた
カード、お札、小銭をフルで入れると結構パンパンになりました。しかしホックはパチッという心地良い音と共にしっかり閉まります。
カード入れも結構ギチギチですが、使っていくうちにヌメ革が馴染んでアタリ感のあるエイジングが生まれていくのが楽しみです。
エイジングを楽しめる逸品
いろいろ財布を使ってきましたが、「黒×コードバン」という王道の財布にようやく辿り着きました。ひねくれ者でちょっと人とは違う財布ばかり選んできたのですが、やはり王道は良いです。コードバン、良いです。
新品の段階ですが、漆黒の中にも深みを感じさせ、早くもコードバンの虜です。
絶対に変な傷をつけたくないので付属のネル袋に入れて過保護に育てていく予定です。