「コンタクトは疲れるからスポーツ時もメガネを使いたい、けど激しい運動時にずれたり、汗や皮脂でずり落ちてくる…」。メガネ着用者にとって避けられない悩みでもあります。
今回はそんな悩みを解消する「ずれないメガネ MYDO(マイドゥ)」をご紹介します!
ビジョンメガネとは
ビジョンメガネは全国約100店舗を運営する創業47年の老舗メガネチェーンで、この度メガネの作成体験を提案いただき埼玉県川口イオンモールの「eyevory by ビジョンメガネ」さんにお邪魔しました。
eyevoryは、eye✖️laboratoryを組み合わせた造語で、確かなフィッティング技術をベースに「地域一番の眼鏡屋」を目指した店舗ブランドです。まだ日本で4店舗しかないとのことですが、木目調のインテリアで統一された店内は洒落ていてフラッと立ち寄りたくなります。洋服の青山でいうスーツカンパニーのような若年〜ファミリー層の顧客層を広げていく取組みの一環なのかなと思いました。
取扱ブランドは今回作成頂くMYDOシリーズ等のオリジナルラインナップに加え、レイバン、Eyevol、アイシーベルリン、Moscot等の人気ブランドも多く並んでいました。
ビジョンメガネの提供価値
私が感じた他には無いビジョンメガネの優れた点を3点述べたいと思います。最初に結論から申し上げると、「顧客目線に立ち、メガネを通じたより良い暮らしをサポートする心意気」が感じられる点が他のメガネチェーンにはないビジョンメガネの魅力です。
①充実したアフターサービス
ビジョンメガネ店舗での購入品に限らずメガネを店頭に持参すると、パーフェクトクリーニングという完全分解洗浄のサービスが無料で受けられます。
今回は持参した金子眼鏡のメガネをクリーニングしてもらいましたが、ちょっとびっくりするくらい綺麗になって戻ってきました。掛ける時に顔に触れるモダンが耳裏に触れた瞬間にキュッキュッと抵抗を感じるくらいで、買った当時の新品状態といっても良いくらいです。
更にビジョンメガネで購入したメガネには、鼻パッド交換やフィッティング調整も無料のアフターサービスに含まれます。
②国内初のメガネ保証制度
ビジョンメガネで作成したメガネには無償で以下の保証が付いてきます
- 見え方保証/6ヶ月以内、何度でも
- 品質保証/1年以内、1回限り
- 破損保証/1年以内、何度でも※通常価格の半額で修理・または交換
これだけでも手厚いのですが、更に国内初の大手損保会社と提携した追加保証サービスも提供しています。面白いのが「掛け捨てではなく3年間保険を使わなかったら掛金と同額の割引券に交換できる」という点です。つまり実質無料で延長保証に入れるようなものです。
私は5年と同じメガネを使ったことがありませんし、加齢と共に視力の衰えを感じることも出てきました。手元資金に余裕があり、かつ、「ブランドフレームを買ったのに度数が合わなかったら」、「お尻で踏み潰して曲げてしまったら」と心配な方は、今後の買い替えを視野に入れて保証サービスを使うのも良いかと思います。
③メガネ作りを極めたマエストロ制度
ビジョンメガネでメガネを買う理由は何か?そう聞かれたら真っ先に挙がるのはこのマエストロ制度です。
販売員が独自の学科試験と実技試験(視力測定やレンズ加工、フィッティング調整、接客ロールプレイングなど)を大阪府守口市にある社内研修センターや各店舗で受けて、合格者を認定。レベルによって 4 段階(S 級・SS 級ブロンズ・SS 級シルバー・SS 級ゴールド)のランクに分けています。また、SS 級ブロンズは「眼鏡作製技能士」2 級、SS 級ゴールドは同 1 級と同レベルの知識、技能を持つと設定しています。
ビジョンメガネ資料より
「業界一の充実度」と自負するマニュアルと研修で身に付けた、眼鏡と目に関する高い知識と技術力をもとにした接客が、当社最大の強みです。こうした取り組みにより、顧客アンケートで、毎月平均
98.6%以上ものお客様がスタッフの対応に「満足」または「やや満足」と回答しています。
今回の作成時には、「左右の目の距離、乱視強度、左右の視力バランス」等を丁寧に計測・説明してもらい、想定使用シーンも考慮したレンズ度数の提案が非常に印象的でした。また、レンズラインナップについても独自資料とお絵描きパッドを使って分かりやすく説明頂きました。
ここまで丁寧に視力測定してもらった眼鏡店は初めてだったのでとても安心感があります。
社員教育も、アフターサービス・保証を充実させることも企業にとってはコストです。そこに敢えてコストを掛けることがeyevoryの「メガネを通じてお客様の世界が楽しく新しくなる感動を体験いただくために」というスローガンに繋がっているのだと実感しました。
出来上がったMYDO(マイドゥ)メガネをレビュー!
MYDOシリーズにはスポーティなナイロールフレーム(以下右側)から普段使いしやすいチタンフレーム(以下左側)まで複数用意されています。今回はチタンフレーム・フルリムタイプのブラックカラー(真ん中一番上)をセレクトしました。
では出来上がったフレームの使用感を含めレビューしていきたいと思います!
「軽量性・弾力性に優れたβチタン合金を使用」
999.9(フォーナインズ)等のブランドも使用するβチタンフレームとあって非常に軽く、柔軟性があります。
使用頻度の高いメガネフレームと比較して見たところ、MYDOが一番軽い結果となりました。20−30gの違いとはいえ、常にかけていると耳や鼻に負担がかかるので「軽いは正義」です。
軽いだけではなく、フレームがスリムで板バネのように湾曲して戻るので程よい側圧とフィット感を実現しています。
金子眼鏡のチタンフレーム(以下右)と比較してみました。金子眼鏡はモダン部分の側圧により固定するタイプなのでずれ感はありませんが耳裏の側圧は強めです。
一方、MYDOは板バネのような柔軟性があるので幾分か優しい感じがあります。
「ずれない特殊ギミック」
MYDOの最も特徴的な部分は耳に当たるモダン部分です。スーパーホールドモダンと名付けられた可動式のモダンが耳をしっかりホールド。これにより「ずれない」を実現しているのです。
耳にかけパチンと音がしたら装着完了!
この可動式モダンにはエラストマーという柔らかい樹脂が使われています。哺乳瓶にも使われるグレードとのことで肌馴染みも良いと考えられます。実際に長時間着けていても耳が痛くなることはありませんでした。
更にこのモダン、穴が5つ開いており約3mm単位で最大1.5mm程度長さ調整ができるようになっています。エラストマー部分が劣化してもモダンごと交換が可能なので安心です。
実際に頭を振ってみましたが、確かに全くずれません。これならランニングやゴルフ等のあらゆるスポーツで活用できそうです。
ちなみに過去使用していたとにかくずれるメガネ「レイバンのカーボンフレームメガネ(以下写真上)」との2ショットです。
購入時はカーボンの軽さと弾力性、そして見た目に惹かれて決めたのですが、皮脂や汗でとにかくずれやすいメガネでした。
当時の私がもしこのモダンの重要性をよく理解していたらきっと買わなかったことでしょう。
「ビジネスマンに最適なスマートデザイン」
このフレームは過去に使っていた999.9のフレームに少し似ています。縁も細くスマートに見え、かつ主張が少ないのでビジネスマンに最適なデザインだと思います。
細かい部分を観察すると結構凝っています。リムとテンプルがワンポイントで接合されていたり、テンプルの折り畳み部分が剣先のようになっていたり、レンズとレンズを繋ぐブリッジも立体的です。
一方で、大人の男性向けをターゲットにしたデザインなので、女性だったり、メガネをファッションと捉える若年層には少し取っ付きづらいかもしれません。
ビジョンメガネにはremode(リモード)という今どきなラインナップもありますので、このようなウェリントンタイプを拡充すると更に客層を広げられるのではないでしょうか。
例えば「ずれないメガネ」という観点からスポーツをよくする10代の若者にもかなりニーズがあると思うのです。これに空間認識しやすい多焦点レンズを入れればコンタクトいらずです。
まとめ
これまで自宅付近にビジョンメガネが無かったのでその存在を知りませんでした。しかしロープライスチェーン店には無いサービスクオリティと、MYDOのような潜在ニーズを鋭く突くユニークさがあり、とても面白い眼鏡屋でした。
本当に自分に合ったレンズ度数や、スポーツ時に使えるメガネを求めている方は一度訪れて見ると新しい発見があるかもしれません。