とにかくコダワリの強い筆者は、少しでも気になる部分があると気になって仕方なくなってしまい、買っては替えを繰り返してきたiPhoneケース。
本業の仕事が製造業なので、素材へのコダワリも人一倍強いと自負している。
最近は「Apple純正のレザーケース」と「パワーサポートのエアージャケット」、この2択に集約され、使い分けていたが、Youtuber界隈で評判の良い「casefiniteのFrost Air(フロストエア)」が気になり始めた。
どうやら極薄・軽量で最高のようなので、メルカリの中古品を購入し、検証してみることにした。
純正レザーケースは最高だけど水に弱いのがネック
レザーは手に持った時のしっくり感はピカイチで、純正レザーケースはエイジングも楽しめる素材。Apple純正であればフィット感は間違いないし、余分なものがないので、ミニマルデザインを好む人にもオススメできる。
難点としてはレザー素材なので水に弱いことと、強く落としてしまった時にレザーが削れることが結構あること。
アルコールで消毒は当然出来ないし、以前テーブルの上に水分があったことに気が付かずにそのまま置いてしまった時は、水膨れとシミができてしまった。また、アスファルトに落とした際は角部が激しくめくれ上がってしまった(いずれもライトブラウンカラーでのこと)。
ちなみに純正シリコンケースも使用したが、意外とサラサラ感が少なく指紋がつきやすかったのでオススメしない。
各ケースの素材感を確認
①パワーサポートのエアージャケット
高品質なポリカーボネート樹脂にウレタンコーティングを施すことで、サラサラマットな質感を実現した逸品。
極薄に仕上げながら、本体の保護性能にも配慮した設計となっている。
純正ケースと違い、iPhoneの周囲を完全に囲ってくれる点は安心。
力を入れて折り曲げて見ても、剛性感があり、しっかりした素材だ。
②casefiniteのフロストエア
今回購入したフロストエア。素材はプラスチックの中でも特に軽量なポリプロピレンを使用。
表面はザラザラとしたシボ加工を入れることで指紋も付きにくくなっている。
非常に薄い作りだが、ポリプロピレン自体の粘りによりしなやかで割れにくいと感じた。エアージャケットと同じ力で曲げてみたところ、簡単にフニャッと曲がるイメージ。
iPhone11proへ装着!
両ケースを実際に装着したイメージは以下の通り。
まずエアージャケット。りんごマークがしっかり見え、マットだが高級感のあるルックス。使用に伴い、四隅のウレタンコーティング部分でスレ等が出てきたが、大部分ではウレタンコーティングもサラサラとした質感をキープしている。
ミッドナイトグリーンとスモークマットの組み合わせはかなり相性も良い。
次にフロストエア。中古品の為、擦れ傷がところどころ目立つ。確かに薄くて軽いのは間違いないが、ポリプロピレンの質感がチープで、ザラザラとした手触りも個人的に好みではない。しかもかなり滑りやすい。
りんごマークは角度によっては全く見えず、かろうじて見えるかどうか、と言ったところ。ウェルドライン(成形時に樹脂と樹脂が合わさる接合部でバリのようになる部分)の処理はきれいにされているので、バリが手に当たることはなかった。
フロストエアとよく比較され、Youtuberがオススメしているmemumiという中華製のほうはそれなりにバリが出ている印象なので、そちらよりはマシだろうか。memumiは別機種で購入したが、同じく質感がチープですぐに捨ててしまった。
結論:オススメはやはり「パワサポ エアージャケット」!
エアージャケット、フロストエア、いずれも2700円前後の同価格帯であることを考えると、圧倒的にエアージャケットの方をオススメしたい。
フロストエアは期待外れというか、この素材感と作りで…というのが正直な感想。よっぽど生産歩留まりが悪くて価格が高いのか、と勘繰ってしまった。Youtuberの広告案件は信用ならんな、というのを改めて思い知った。
「やっぱりエアージャケットだな」と原点回帰し、会社支給のiPhone11にもエアージャケットを装着させた。たまたまREDカラーに当たってしまったが、スモークマットをはめてみるとレッドの派手さが軽減し、まあこれはこれでアリだなという感じになった。
今年発売のiPhone13を購入予定なので、事前にケースを検討してしていたが、やはりエアージャケットで決まりだろう。