春夏の羽織もの最適解とは?
多くの人は夏はTシャツ・短パン等の軽装で過ごすことと思いますが、私のようなアラフォー世代になりますと直射日光は体力的に大分こたえます。また、春先は昼夜の寒暖差も大きく、日によって暑かったり寒かったりする日が続くので、「軽くて持ち運びできる羽織もの」が重宝します。
「ではどんな羽織ものが良いでしょうか?」
私はユニクロor無印良品の薄手のUVカットパーカーが最適解であるとオススメします。
無印良品とユニクロのラインナップ
今回私が購入したのはズバリ以下の2点です。
- 無印良品 UVカット乾きやすいジップパーカー(自分用)
- ユニクロ KIDS エアリズムUVカットメッシュパーカ(子供用)
なぜ異なるメーカーを買ったのか、その理由についてご説明します。
大人用は無印良品が良い
無印UVカット乾きやすいジップパーカー(以降、無印パーカー)に対抗するユニクロの商品は「ドライEX UVカットフルジップパーカ」(以降、ドライEXパーカー)です。他にも「エアリズムUVカットフルジップパーカ」(以降、エアリズムパーカ)なる商品もありますが、これは生地が厚めなので春先はともかく夏の羽織ものにはなり得ないと考えます。
まずドライEXパーカですが、かなりスポーティな生地感・ルックスです。サイドポケットがジップ式になっているので、ランニング用としてはかなり良いアイテムで肌触りも良好ですが、私は直近で予定している海外出張時の「長距離フライトのワンマイルウェア」や「ホテルでのパジャマ」として使用するつもりだったので普段着然としたルックスのものを探していました。非常に迷いましたがドライEXパーカの購入は見送りました。
次にエアリズムパーカです。生地にエアリズムが使用されており、ルックスも普段着として使えそうな点は良いのですが、前述の通り少し肉厚なので使用シーンが限られると考え敬遠しました。
丁度良い生地感・普段着然としたルックス、主にこの2点を重視した結果「無印パーカー」がベストチョイスとなり購入しました。
子供用はユニクロ一択
子供用はユニクロ一択です。何故なら、そもそも無印良品には同種のパーカーのキッズ展開が無いからです。
しかし子供用のエアリズムメッシュパーカは大人用とは仕様が少し異なります。フードは立体的で大きく、袖や裾は太いリブが仕様されているので普段着然としています。
暑がりの子供でもサラッと着れるメッシュ生地なので、旅行や普段着、パジャマとかなり使い勝手が良いアイテムだと思います。
無印良品「UVカット乾きやすいジップパーカー」のレビュー
実は私、3-4年前にも無印良品で同型のサイズ・色違いを購入しています。「なんで同じようなの買ってるの?」とお思いの方もいると思いますが、過去購入品(ライトグレー・Lサイズ)は結構ピッタリフィットなので、もう少しゆったり着る為にワンサイズUPしたかったのです。
更にこの3~4年の間にサイズ感が見直されているようで、同じサイズでも少しゆとりのあるサイズ感となっているようです。しかし今回購入品(ブラック・XLサイズ)はワンサイズUPしました。
無印パーカの特徴
次に無印パーカの仕様を見ていきます。ユニクロと比較して特徴的だったのは襟が高く、フードが立体的である点です。これにより肌寒い時はしっかり首元を覆うことができます。フードはほとんど使わないと思いますが、機内で寝る時には活躍することでしょう。
肩はラグランなので動きやすく、サイズUPしても違和感を感じません。
そして後ろの裾が少しラウンドしているので洒落ています。椅子に座った時に背中が出にくいデザインなので、機能性の面からも優れていると言えます。
そしてユニクロには無い仕様としてサムホールが付いています。私は使うことは無いのですが、刺さる人には刺さるディテールでしょうか。
旧モデルとの比較
相変わらずスムースで引っ掛かり感のない肌触り・生地感は健在ですが、旧モデルと比べてデザインが変わった点がいくつかありました。
まずサイドポケットのジッパーが無くなったことです。ポケットから物が落ちるのを防いでくれるジッパーは役立つので、これは正直削らないで欲しかった。
次に裾のリブ幅が細くなったこと。リブ幅は太い方が個人的に好みですが、新作ではラウンドテール仕様となり、横から見た時にAラインを描くようなシルエットになったので、デザイン面では進化したと言えるでしょうか。
最後に背面両サイドに配置されていた反射テープが無くなったこと。反射テープの要否については意見が分かれるところだと思います。無いほうがデザイン的にはスッキリし、スポーティ感を薄めることが出来ます。一方、ランニング用として使っていた方からすると単純にコストダウンと見て取られるかもしれません。
サイズ感
まず今季モデル(XLサイズ)です。176㎝、体重76㎏で以下のようなサイズ感となります。身幅や着丈は問題ありませんが、袖丈は結構余っています。
無印はサイズ感タイト目に作られているものが多いのでモノによってはワンサイズUPした方が良いでしょう。
次に旧モデルのLサイズです。洗濯・乾燥の繰り返しで縮んだ可能性がありますが、かなりピチピチのサイズ感で、私の76㎏の肉感がもろに出ています。ちなみにインナーは薄手の長袖シャツを着ています。
ユニクロ「KIDSエアリズムUVカットメッシュパーカ」のレビュー
お次は子供用に購入した「エアリズムUVカットメッシュパーカ」です。
無印パーカと見た目が似ています。なぜか大人用のドライEXパーカはフードは簡素な作りであるのに対し、KIDSエアリズムパーカはフードが立体で凝った作りになっています。
エアリズムメッシュは凹凸のある生地なので汗をかいても肌に張り付きにくく、汗をたくさんかく子供には打って付けの生地感だと感じます。大人用として売られているドライEXパーカと厳密には違う生地ですが、生地の薄さや感触はほとんど同じです。
裾・袖は太目のリブです。子供に着せるとこのリブのおかげか、上品に見えます。
【比較】無印良品vsユニクロ
無印良品とユニクロで生地感を比較してみました。
伸縮性
無印良品はポリエステル100%、ポリウレタンは入っていませんがかなり伸びます。
エアリズムメッシュパーカはポリエステル84%、ポリウレタン16%の混紡生地です。その為、無印パーカよりも弱い力でビヨーンと伸びます。伸縮性はユニクロの方が若干高いです。
生地感
無印、ユニクロいずれも透け感はありません。生地はほんの僅かにユニクロの方が軽いくらいでしょうか。
まとめ
これまでレビューしてきた無印・ユニクロのパーカが春夏の羽織ものとしてどの程度優秀か、どちらが優れているか、正直非常に差は小さく、ほとんど同じようなものと考えてよいと思います。決め手となるのはデザインくらいかと思いますが、より通気性が高いのはユニクロ、ほつれが出にくく耐久性が高そうなのは無印、という印象です。
いずれも薄手なので携帯性も高く、様々なシーンで活躍するアイテムだと思います。
- 旅行用のワンマイルウェア、体温調整着
- 部屋着、パジャマ
- 日焼け止め用、アウトドアでの虫よけ
- 普段着