夏といえども室内や飛行機内、行楽地・山などでは肌寒くなったり、急な悪天候に見舞われる可能性がある。というわけでバッグからサッと取り出して、さっと羽織れる薄手のジャケットが一着でもあると非常に便利。
求めるスペックと使えるシーン
アウトドアが好きな人はゴアテックスのような防水透湿素材を搭載した本格的なシェルジャケットを求めるかもしれないが、普段使いするのであればそこまでは必要ないだろう。むしろ通気性がある程度あって蒸れにくい方が使い勝手が良い。
今回購入したTHE NORTH FACEのマウンテンソフトシェルフーディは春夏モデルとして相応しく、風通しの良い一枚仕立ての生地でストレッチがかなり効いている。強度の高いナイロン84%に、伸縮性の高いポリウレタンを16%も混紡しているためだ。普通ストレッチ性のある生地でもポリウレタン5%前後なので、高い伸縮性が容易に想像できる。
加えて、静電防止と撥水性も備えている。来た時にパチパチしたり肌に密着しないのは有難いし、撥水加工されているので小雨程度なら雨除けとしても使える点はメリット。
こういったソフトシェルは春や秋は常に着るケースが多いかもしれないが、夏は必要な時にTシャツの上に羽織るという使い方になると思う。なのでコンパクトに折り畳みでき、シワがつきにくい点もお薦めできるポイント。一点、折りたたんで収納できるポケットがついているとより良かったと思う。(畳み方次第ではポケットに突っ込めるのかもしれない)
マウンテンソフトシェルフーディのディテール
今回選んだアーバンネイビーは、暗すぎず明るすぎずの絶妙なカラー。アウター類はブラックが1番人気だとは思うが、春夏はブラックより爽やかな印象のネイビーで軽快にいきたいと思い選択した。
元々「アズーロエマローネ(青系と茶系の組み合わせ)」が好きなので、このジャケットにベージュのパンツを組み合わせて使うことを想定。
またブラックのパンツと合わせる時も、上下黒だと重くなりがちと考えた為だ。
このジャケットにはフロントとバックにノースフェイスロゴが入っていて、ファッションアイテムとしてのノースフェイスをさりげなく?アピールできる点も良いのではないだろうか。
フードや袖はゴム素材になっていて、余計なコードやベルクロは一切排除した潔いデザイン。ジッパーは本当はダブルジップが良かったのだが、ダブルジップで作っている類似モデルはマムート(GliderかGraniteジャケット)くらいしかなく、あいにくサイズ・カラー共に希望のものが売り切れだったので諦めることにした。
ポケットは両サイド、胸ポケットに加え、内側の両サイドにもiPad miniがギリ入るくらいの隠しポケットがある。見た目以上に収納力はありそうだ。
マウンテンソフトシェルフーディのサイズ感
ノースフェイスの店舗で別のソフトシェルを試着していたので、大体のサイズ感を掴んだ上でネット購入した。結論からいうとタイトフィット気味なのでゆったり着たい場合はサイズアップ必須。私は175cm、73kgの体型だが通常のLサイズを着ると体に密着するようなタイトな作りなので、サイズアップしてXLサイズを購入した。
これはノースフェイスに限らず、アウトドアブランドのジャケットは大体このようなサイズ感が多く、ベース〜ミドルレイヤーとして使いやすいように敢えてタイトな作りにしていると考えられる。
ファッションアイテムとしてはピチピチなのもトレンドに合っていないので、少しゆったり目に着たいところ。
身幅や着丈はちょうど良いサイズ感だが、サイズアップした分、袖丈は若干長め。
まとめ
ストレッチが効いているので非常に動きやすくストレスフリーで着れるソフトシェル。シルエットもスッキリしているので、春〜秋にかけて普段着からちょっとした旅行までマルチに活躍してくれそうだ。
やはりノースフェイスはシンプルにかっこいいアイテム。