日本はとにかく雨が多い。雨の日はお気に入りの靴も履く気にならず気分が萎える。そんな雨の日もテンションを上げてくれる靴があるので紹介します。
さすが英国ブランドのルックス
最近はドレスシューズに似せたラバーシューズは様々なブランドから発売されています。
私も過去にマッキントッシュフィロソフィーのサイドゴアラバーブーツや、brogueというブランドのスウェード素材ライクなラバー製ドレスシューズ等を試しましたが、自分の足に合わせて徐々に馴染んでくる本革の靴と違い、ソールの返りが悪かったり、足に合わずに靴擦れしたりとサイズ感が非常に難しいかったという結果でした。
誰しもが小さい頃に履いていた長靴等は代表的な例ですが、そもそも万人の足に合わせるために少し大きめのサイズ感で作られているケースが多く、フィット感自体が微妙なアイテムが多いのが実態。
そんな苦い思い出がありながら買ってしまったのは、一見本物のローファーじゃないかと思うくらい、よく作りこまれた、この可愛らしいルックスに惹かれたこと。
そして英国王室も御用達のラバーブーツ専業ブランド「HUNTER」なら、という期待からです。
価格はロコンドのセールで約1万円で入手しました。
実際の履き心地は?
私の足サイズ実測26.5㎝、幅10㎝強でサイズ8インチ/27㎝を選択。履いてみたところ「おっ、結構いい!」という声が思わず漏れ出ました。土踏まず部分の絞りもそこそこあり、これまでのラバーシューズとは一線を画すフィット感。
唯一残念な点は踵が少し抜ける感覚があったこと。これについてはブランドも気づいているようで、シール式のクッションが付属します。
しかしこのクッション、接着力が弱く履いているうちにずれてきてしまったのでアマゾンで別途購入したすべり止めシールを装着。
インソールのクッション性は大変良好で、アウトソールもしっかり厚みと反発力あり。雨靴として重要な点であるソールのグリップ力も高く、ツルツルのタイルの上で足を滑らせる危険性も無いでしょう。
ラバーシューズの一部はソールが硬く履き心地が悪いものもあるので、この点は良くできています。
インソールは綿素材なので歩くと靴の中で足が少し滑る感覚があった為、これまたアマゾンで購入したすべり止めシールを貼って解消。
上記の点は恐らく私がサイズ選びを間違えたからで、ワンサイズ下げていれば何ら不具合無く履けたと思います。
着用イメージ
個人的にぽってりしたデザインは好みなのでデザイン面は申し分なし。
デニムにもジャケパンにもハマるデザインで、踵のHUNTERロゴの型押しも控えめで有難い。
買いか否か
正直2022年になった今でも、綺麗目系で言えばこれ以上のラバーシューズを私は知りません。もちろんゴアテックスを搭載したドレスシューズのほうが機能面で優れていることは間違いないでしょう。
しかし、3万円以上するような革靴と比べるのは無粋というものです。
すべり止めを効果的に活用すればフィット感を高められる為、梅雨やゲリラ豪雨対策として一足持っておいて損はない、ちょっと上品な雨靴。
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