最近流行りのダッドスニーカー等のハイテクシューズ。結局筆者は一度も手を出さずに終わった。
あんな野暮ったいスニーカーは着こなせる気がしなかった。どうコーディネートしたって自分には似合わない。
やっぱり着こなしの幅が広いローテクシューズでしょ、ということで購入したのは「ARTIFACT by SUPERGA(アーティファクト バイ スペルガ)のスニーカー」だ!
ARTIFACT by SUPERGAとは
まず初めに「ARTIFACT」レーベルについて簡単に触れたい。
公式サイトから説明を引用するが、まとめると「メンズの最上級ラインであり、ARTIFACT=遺物・工芸品、というその名の如く、ビンテージの靴を再構築したモデルだ。
この春、2シーズン目を迎えるSUPERGAのメンズのプレミアムラインとなるカプセルコレクション。ARTIFACT BY SUPERGA は イタリア語の “Artefatto”(英語でartifact)、SUPERGA の100年以上の歴史を持つヴァルカナイズの靴づくりへのオマージュからくるネーミングで、通常のSUPERGAが展開するコレクションとは一線を画す新スタイルです。SUPERGA の過去のアーカイヴから着想され、 実用性と洗練されたベーシックさを兼ね備えたデザインは、細部にまでこだわった SUPERGA のブランドのトップカテゴリーです。
https://superga.jp/feature/artifact-by-superga-ss2021
MOLESKIN 2432-W 開封&外観レビュー!
では早速購入した2432-Wを開封し、ディテールを確認していきたい。
ちなみに2432-Wは岡山県児島産のモールスキン生地を使用しており、よくあるキャンバス地よりも目の詰まった、しっとり滑らかな生地の質感となっている。
開封レビュー
箱からして高級感が際立つ。ただのスニーカーではないことを思わせるオーラを感じる。
中にロゴ入りの布製靴袋がある。これは靴の持ち運びや収納に使えそうだ。
遂にお出まし!これがアーティファクトバイスペルガのワークモデル。
白ではない生成り色の生地の艶感、7アイレットの渋さ、甲まで覆われたラバーのクラシカルさ、魅力をビンビンに感じるルックスだ。
ディテールを確認
ベロ部分には粘着シール製の製品ラベル。剥がせそうだがシリアルNo等が記載されているので、敢えてそのままにしておくことにした。
インソールにはレーベルのロゴ。
インソールは見た感じスペルガの通常モデルと似ているが。異なる点が2つある。
一つ目は土踏まず部がこんもりしており、履き心地が向上していること。土踏まずを押し上げてくれる靴・インソールが大好きなので大変ありがたい仕様。もっとこんもりさせてもらっても良いくらい。
二つ目はインソールのクッション性が通常モデルよりも優れていること。外見からもわかる通り、全体的にソールが厚くなっているので、歩行時の衝撃をより緩和してくれるだろう。
アウトソールもホワイトかと思いきや、カーキカラーがお目見え。渋いカラーリングで個人的にツボ。
ローカットモデルであるが甲部分が高い。ARTIFACTのデザイナーは日本人の方のようだが、甲高の日本人にはありがたいデザインかもしれない。
ヒールのロゴは文字がゴールド。スニーカー自体のシンプルなデザインを邪魔しないカラーリングがニクい。
とにかく“良い“。どの角度から眺めても“良い”。
2432-Wと2390-COTUのサイズ比較
私が愛用しているミリタリートレーニングシューズを復刻したモデル「2390-COTU」とサイズを比較してみた。
サイズはいずれも「43」。
ARTIFACTは少し大きめのサイズ感とネットで目にしたが、確かに2390と比べると少し大きいサイジングになっている印象。
全長が少し大きいことに加え、特筆すべきは甲部の高さだろうか。
2390は6アイレット、2432-Wが7アイレットなので、その差はあるが、ARTIFACTは甲部をしっかり覆うようなデザイン。それにより履き口の大きさも異なる。
2390-COTUは履き口が大きく、フィット感は低めだった為、靴紐をギュッと絞ってフィット感を高めるようにしていた。
ARTIFACT/2432-Wではその必要がなく、紐を若干緩めにしても靴が脱げそうになることがない。
着用イメージ・サイズ感
私はネットで購入したので、正直サイズは42にするか、43にするかでかなり迷った。
結局お店の方のアドバイスを参考に43を選択したが、これが正解だった。※私の足サイズは以下記事中に書いてます。
着用イメージ
まずデニムとのコーディネート。相性の良さは間違いなし。
もちろん、チノパンにもフィット。真っ白ではなくオフホワイトだから靴だけ浮くことがなく馴染んでくれる。
バーンストーマーのドレスファティーグパンツカーキ色とも抜群の相性。個人的に1番好きな組み合わせ。
ARTIFACTのラインナップにはこのワークテイストの2432-Wとは別に、ミリタリーテイストの2434-MSというモデルが存在する。
しかし2432-Wもビンテージの雰囲気が漂うモデルの為、当然ミリタリー系パンツとの相性も非常に良い。
サイズ感
元々私が愛用していた2390-COTUは43サイズでも小さめの作りだった為、本モデル2432-Wは43サイズでジャストフィットで履くことが出来ている。
特に足裏の面積が広く、2390では厚手のソックスを履くと窮屈に感じることが多かったが、2432-Wは若干余裕のある作りなので余裕で履くことができる。
また、2390は薄いソールにより真冬のアスファルトの寒さが間接的に足裏まで到達することがあったが、2432にはそれがない。
生地も暖かなモールスキンなのでオールシーズン使い回せる最強のローテクスニーカーと言っても過言ではない。
「好きです、アーティファクト」
正直いまはこの靴にゾッコンで、色違い、または、モデル違いでの買い足しを検討中。
ローテクスニーカーというと探すとあまり魅力的なモデルがなく、スペルガ以外だと大抵コンバースにたどり着いてしまう。
人とあまり被らず、ハイスペック&本格派のローテクスニーカーをお探しなら「ARTIFACT by SUPERGA」のシューズを全力でオススメします。