Fox Ambrella フォックスアンブレラテレスコピック

品格のある大人の折り畳み傘はコレ!フォックスアンブレラのテレスコピック

先月自宅最寄駅に着いた時に急な雨に降られてしまった。その場しのぎにコンビニでビニ傘を買うのは嫌いなので、吸い込まれるように駅前の百貨店に入り、うっかりフォックスアンブレラを買ってしまった。そんなフォックスアンブレラを存分にレビューしていきたい。

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買わない方が良い人もいる

まず始めに申し上げたいのはこのテレスコピック、そんじょそこらの折り畳み傘よりも格段にデカイ。広げた時の大きさが100cmあるので、これ一本あれば普通の長傘は不要になるくらいだ。

当然持ち運びの時も邪魔になる。ビジネストートくらいなら入るかもしれないが、ブリーフケースに忍ばせておくような使い方は出来ない

いざという時の為に持っておくのではなく、降水確率が高い時・既に雨が降っている時に持参する傘だ。

次にこの持ち手のハンドル。これが他の折り畳み傘にあまり無い良い点であると同時に、使い方によってはかなり危険なのだ。

実は私、この傘を買うのは二度目なのである。最初のテレスコピックも愛用していたが、ある日電車の手摺にこの持ち手を引っ掛けていたところそのまま忘れてしまい、降りた後にハッと気づいた時には手遅れ。

JRに何度か電話しても見つからず…結局手元に戻って来なかったという苦い思い出がある。そう、引っ掛けておける便利さとは裏腹に置き忘れる危険性が増していのである。

そんな傷心から立ち直れずに、中々再購入出来ずにいたが購入したのにも当然理由がある。

理屈だけではない魅力

ここからは箇条書きで説明していこう。

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買った理由①~最後の英国製ハンドメイド傘~

先進国のモノづくりは難しい。人件費が高いから結局企業の合理化の流れとして人件費の安い海外で生産して逆輸入することになってしまう。

それでもブランド自体が存続していればいいが、アクアスキュータムなんかは中国資本にブランドが買収されてしまっている。ランバンやBALLYも中国資本らしい。

背景には若者はファストファッションや新興ブランドに流されていて消費が先細りしているということがあるようだ。

このブログで取り上げているトリッカーズ等の英国靴やバブアーやマッキントッシュ等々、英国製というだけで身に付けてテンションが上がるもの。

こんな良い品がコンビニ傘やハイテク傘に負けて無くなるなんて悲しすぎる。

買った理由②~広げて良し、畳んで良しの美しいデザイン~

傘を広げた時にピンと生地が張るのが良い傘。そして生地自体も撥水性に優れるポリエルテルで光沢感もある。

何といってもこのハンドルが良い。根本から先に向けて少しテーパーしていて曲線が美しい。

畳んだ時もなんとも言えない美しさがあるのだ。

ちなみに以前フォックスの長傘はナイロン素材だった。

薄い生地で細~く巻くことができ、ステッキのような美しいシルエットだった為、ポリエステル生地になって少し厚みが増した時は落胆した。

しかし使ってみると撥水性はポリエステル生地のほうが良く、すっかり気に入ってしまった。

薄いナイロン生地はゲリラ豪雨には耐えきれず頭にポタポタ雨が浸水してくることがあった。

ポリエステルに変わったのもやはりそれなりの理由があってのことだろう。

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買った理由③~丈夫な骨組み、修理もしてくれる~

台風に耐えられるほどの強度はないと思うが骨組みはしっかりしていて剛性感のあるつくりだ。

一番のメリットは修理して長く使えること。生地の張替えだってしてくれる。ハンドルのメイプルに傷を刻みながら末永く使えば、より風格が増すはずだ。

色々なモデルから選択可能

このテレスコピックはモデルの種類が豊富で自分の好みにあったハンドル、生地色を選べる。

ハンドルの種類はマラッカ、ワンギー(竹)、そしてこのメイプル。値段はマラッカ・ワンギーのほうが高いが個人的にはメイプルが一番持った時にしっくりきた。

生地色はネイビー・グリーン・グレー・ブラック、そしてブラックウォッチのような英国らしい洒落た色もある。

お好みの柄と傘生地を組み合わせれば一層愛着が増すに違いない。

大きさイメージ

私はセブンイレブンで普通に買える折り畳み傘(ボタン自動開閉式)が結構気に入っており、これが3代目くらいだ。テレスコピックと使い分けているので大きさを比較。

常に鞄にいれておくなら断然セブンの傘。
テレスコピックは広げると約100㎝の大きさになる。成人男性でも十分な大きさだ。
持ち手部分の骨が長い方が手が疲れにくい。地味に重要なポイント。

まとめ

英国好き・フォックスアンブレラ好きなら間違いなくお勧め。持ち運びやすさなどアウトオブ眼中(死語?)で一点突破できる傘がテレスコピックだ!

そういえば上野駅等で傘のシェアリングサービスをやっているらしい。過去に同様のサービスはあったと聞くが傘の返却率が低くサービス終了したと聞いたことがある。

突発的に必要になることが多い傘なので、シェアリングエノコミーが浸透してくると傘業界へのインパクトも大きいだろう。

ただ自動車でもそうだが、高級品になればなるほど所有すること自体が目的の一部と化しているようにも思う。市場の棲み分けにより伝統産業が生き残っていくことを期待したい。

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