先日外出から帰宅した際に、パンツのポケットにうっかりAirpods Proを入れたまま洗濯に出してしまった。その際の対処法を紹介したい。
Airpods Proの防水性
まずAirpods Proの防水規格について。公式HPでは「IPX4」は水の飛まつに対する防水性程度しか担保されていない。少なくとも洗濯機で30分間程度回されることを想定するとIPX7〜8はないと厳しいと言わざるを得ない。
過去にJAYBIRD X3を同じ状況で洗濯した前科があるのだが、その際は復活させることができた実績がある。
しかし、Jaybird X3はIPX7。それに対してAirpods ProはIPX4と心許ない。
水没時の対処方法
まずやってはいけないのが通電させること。これにより電子回路がショートしてしまう危険があるようだ。私が試した方法は以下の通りだ。
- 優しくトントンしながらできる限りの水分を除去
- ジッパーケースに米と一緒に入れて封をし、2日間放置
本来は「米」ではなく、除湿剤の方が好ましいらしいが、除湿剤がないので米で代替した。米でも湿気を吸収してくれる効果が期待できるようだ。
たまたまこの時の米が新米だったのでもったいない気もしたが、3万円のイヤホンと天秤にかけると背に腹は変えられず、思い切って高価な新米を投入した。
運命の通電確認
一瞬オレンジの点灯が付いた際に、危険信号のように見えてドキッとしたが、一応給電が開始された合図だと見てとれる。
問題は充電完了後にきちんと機能するかどうかだ。
そして充電完了後、iPhoneとのペアリングを確認し、音楽を聴いてみた。
「ガガガ、ブツッ」という明らかに水没による不具合らしき音がした後、再生が開始された。その後しばらく使ってみたが、幸いなことにノイキャンもOK、空間サラウンドもOK、ペアリングも再生・充電も問題なく稼働しているようだ。
まとめ
Apple Careに加入しておらず肝を冷やしたが、なんとかAirpods Proの一命を取り留めることに成功した。イヤホンの神は私を見捨てていなかったようだ。
しかしIPX4の性能ながら洗濯機の激流に耐えうるAirpods Pro、なかなかタフなやつだ。
水没時の対処は、「米」と「小さい袋」があれば出来るので、この記事で一つで多くの命を救うことができれば幸いだ。