メンズファッションアイテムとして確固たる地位を築いた「GRAMICCIグラミチ」のボトムス。売れに売れているせいか、最近ラインナップを拡充し、「どれを選ぶべきなの!?」と悲鳴をあげている方も多いだろう。
そんな迷えるグラミチ遭難者の方に、大人のゆとりを感じさせるゆったりシルエットのグラミチを紹介したい。
迷ったらルーズテーパードパンツで良い
早速結論から言ってしまうと、グラミチルーズテーパードパンツがまさに今の気分にマッチしている。
過去にはNN(ニューナロー)パンツで一世を風靡したグラミチであるが、やはりスキニータイプは最近飽きられている感もあり、かといって最近流行りのオーバーサイズは動きやすく非常に楽であるものの、大人がやりすぎると少しヤンチャ気味になってしまう。
特に私のような1980年代生まれで、どちらかというと長らくタイトフィットが流行っていた世代からすると、ワイドシルエットはどうしても目が慣れない。しかし改めてクローゼットのタイトフィットなアイテムを着ると、若い頃に比べると体型が変わってきたこともあり明らかにキツつそうな部分も出てきており、逆にダサいと感じてしまうのだ。
そこで程よいゆったりシルエット、しかし股下の丈が少し短めなので野暮ったくならないルーズテーパードパンツが間違いなく今選ぶべき最適解になり得る。
グラミチの各モデルとシルエット
上記はグラミチの公式ページにあるシルエット比較図。基本的には1が最もタイトシルエットで、11へ向かうに従ってワイドシルエットになっていく。
9のルーズテーパードパンツは比較的ワイドシルエットのモデルに位置付けられるが、実はシルエットはスッキリしていることがわかる。ヒップやワタリはしっかり余裕をとっているのに対し、股下を短くし、その名の通り裾に向かってテーパードさせている為、シルエットは洗練された印象だ。
ワイドパンツは丈が長いとダボダボでだらしなくなりがちなので、股下を短くしてスッキリ見せるのがマストになるが、ルーズテーパードパンツであれば裾をロールアップすることなく、着るだけでそれっぽい着こなしに見せてくれる。
グラミチのサイズ選び、コーデ
176cm、73kgの体型でアジアLサイズ(USA/EU Mサイズ)をセレクト。以前にMサイズを購入した際、ウエストが80cmあったので苦しくなり、結果的に手放してしまったのでウエストサイズを重視して選んだ。グラミチはウエストのゴムが結構しっかりしている為、あまり窮屈なサイズ感で選ぶのはオススメしない。
太腿、ヒップはゆとりのあるサイズで、しっかり体型を隠してくれるので、個人的には素晴らしいサイズ感。そこまでオーバーサイズ感は出ないため、もっとオーバーサイズに着こなしたい場合は、ワイドテーパードパンツにトライするもの良いだろう。ワイドテーパードパンツはリネンとウェザークロスの2タイプがあり、いずれも春夏に最適な生地だ。
こちらのルーズテーパードパンツはコットン100%の製品染め生地を使用しており、オールシーズン着用可能で風合いも楽しめる生地になっている。サイズ感にゆとりがあり涼しげな着用感だが、生地がしっかりしている分、真夏は暑いかもしれない。
またグラミチの売りであるガゼットクラッチにより動きやすい立体パターンとなっている。
トップスには無印良品のボーダーシャツ(長袖)Lサイズを合わせてみた。洗い縮みがでたせいか若干着丈が短いが、もう少しゆったりしたトップスを合わせても全然マッチするのではないかと思う。
こんな人にオススメ
NNパンツや細いパンツは太ももやふくらはぎ部の生地が突っ張る、足が太くカッコ良く見えない、太めのパンツをオシャレに着こなしたい、という方にはグラミチ ルーズテーパードパンツはイチオシ。
スラックス着用時に、ふくらはぎで生地引っ掛かり、椅子から立ち上がるたびに引っかかりを直す、なんて経験はないだろうか。このパンツならそんなストレスから解放してくれるだろう。
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