kindleサービス開始当初から18年以上使い続けてきた筆者がオススメする漫画を紹介!
早速第5位から。
第5位 クレイモア(全27巻)
太古の昔から存在し、人を喰らうと言われている妖魔。ある組織に属する銀眼の魔女と呼ばれる大剣を背負った女戦士たちが数々の妖魔と戦う物語です。途中から世界の謎という視点でスケールが広がることで、主人公のクレア達の運命が大きく変化し、ワクワクが止まりません。
H・G・ギーガーのエイリアンのようなデザインを彷彿とさせる数々の妖魔(覚醒者)たち。エイリアン好きなら一見の価値あり。
ストーリーはダークファンタジーなのでベルセルクが好きな方にもオススメです。
第4位 ゴールデンカムイ(24巻・連載中)
時代は日露戦争終結後。アイヌの埋蔵金をめぐり、日露戦争の英雄「不死身の杉元」と偶然出会ったアイヌ族のアシリパたち、第日本帝国陸軍の第七師団、土方歳三一派が交戦・交錯しながら埋蔵金の行方を追うスリル溢れるストーリー。
アシリパの作るアイヌ料理がとても美味しそうで、アイヌの生きる知恵が学べる点も見どころ。
登場するキャラクターたちが個性豊かで、敵役であっても愛着が湧いてしまう。そんな人物描写も高評価のポイント。
第3位 ザ・ファブル(全22巻)
現代の東京。伝説の殺し屋ファブルとそのアシスタントがその正体を暴かれることを防ぐため、ボスの指令により1年間大阪で一般人として平和に暮らすという設定。
腕は超一流にも関わらず、チャーミングな一面を持つファブル、佐藤。様々なトラブルに巻き込まれながらも一切人を殺めることなく解決へと導く。
サブストーリー的に描かれる、佐藤の妹役;洋子(ようこ)と洋子を口説こうとする男たちとのテキーラ勝負も見どころの一つ。
シリアスとコメディのギャップで、飽きの来ない展開。
岡田准一主演の映画も好評で第二部が21年2月に公開予定。
第2位 銃夢火星戦記(6巻・連載中)
SF漫画の中で一押しの本作。銃夢→銃夢Last Order→銃夢火星戦記(本作)へと続く。主人公のガリィ陽子は機甲術(パンツァークンスト)という格闘術の使い手。火星戦争勃発時の謎に包まれた陽子の生い立ちを描いたのが本作。
初代の銃夢は、サイバーパンクの代表的作品。Akiraやニューロマンサー、ブレードランナーといったディストピアのような世界観となっている。
銃夢ではクズ鉄町と呼ばれるスラム街で人間やサイバネティクス技術によりサイボーグ化した人間が暮らしている。ガリィはスクラップの山から拾われて修理された。世界に抗おうと葛藤する多くの人物と交錯し、自分の生きる意味と向き合っていく。
Last Orderでは世界観が飛躍的に広がり、ガリィたちは宇宙へ。各惑星や団体が出場するZOTT選手権に出場し、優勝者のみに与えられる独立国家権の獲得を目指す。ドラゴンボールZでいう天下一武闘会のような設定だが、その実、惑星国間の権謀術数が背後で蠢く重厚なストーリー。サイボーグ達の格闘術は多岐に渡り、戦闘シーンも見応えバッチリ。話の最後には人類の行く末を左右する大事件へ発展..!!
そして本作で多くの謎に包まれた陽子の出生の秘密、生い立ちを描いており、目が離せない展開。
SFファンには堪らない細やかな設定と世界観。これを描いている木城ゆきと先生は天才です。
第1位 キングダム(60巻・連載中)
はい、すみません。王道行っちゃいます。でもこれ以上面白い漫画を知らないんです。
時は紀元前3世紀 古代中国の春秋戦国時代。下僕の身分である信と後の始皇帝となる秦王が出会い、共に中華統一を目指す胸熱ストーリー。
登場する戦国武将達が勝利を手中に収めんと自身や仲間達を鼓舞し、戦略を繰り広げながら全力で立ち向かっていくその姿や、主人公の信が理想とする武将像をひたむきに堅持し、一歩ずつ歩んでいく一大スペクタクル。その各シーンに心を揺さぶられること間違いなし。
大迫力の戦闘シーン、人の思いをつなぐ感動のシーン、何度も胸が締め付けられ熱くなります。
まだ読んだことがない人は今すぐ買って間違いない漫画です。
映画の配役もかなり良く、山崎賢人と吉沢亮のイケメンコンビ、長澤まさみの美しさが際立っています。王騎役の大沢たかおの役の作り込みには脱帽です。
番外編
ゴルゴ13(199巻、連載中)
個人的に隠れた一位、ゴルゴ13。まさに不朽の名作。ゴルゴ13に順位を付けるなどもってのほか。作者のさいとうたかをさん以外にもシナリオを考えるブレーン的な方が何名かいるようなので、リアルでその時代の地政学に沿った重厚なストーリーを楽しむことができる。最新の国際情勢の勉強はゴルゴ13を読めばOK、と考えるファンも多い(私もその一人)。
ムーンライトマイル(23巻、連載休止中)
ムーンライトマイルは宇宙開拓時代〜月面入植後のイデオロギー対立まで描く、リアルで詳細なストーリー設計が秀逸な傑作。
個人的にSF漫画の中では1−2位を争うくらい好きだが、作者の太田垣先生がガンダム連載で忙しく、本作の連載が一時休止しているので番外編とした。
ガンダム連載の依頼を受けるほどの素晴らしい画力も必見。
インベスターZ(全21巻)
最近株を始めた筆者。思えば投資を意識し始めたのはこの漫画に出会ってからのように思う。投資を始めたい人、興味のある人はまずこの漫画から読んでみるのもアリかもしれない。
主人公の財前孝史は全国屈指の有名校にトップ成績で合格。過去、資産家が作ったその学園は、在校生が一切金銭負担せずに学べることでも有名であったが、ひょんなことから投資部として活動する優秀な一部の在校生が資金運用益で学校運営していることを知る。
投資の仕組みや歴史、初心者が陥りがちな投資の罠をストーリー仕立てで説明してくれ、多くの示唆に富んでいる。
企業経営者や証券関係者等を取材して、実際に役立つエピソードを盛り込んでいるそう。
Kindleのススメと端末
電子書籍にもデメリットはある。
電子書籍のデメリット①は、漫画の発売日が単行本よりも1ヶ月遅いこと。印刷会社や書店の保護という出版業界の事情で決まっているルールと思われる。
デメリット②は、中古売買が無い点。不要になってもデータ販売を行う仕組みはまだ無く、中古本のように安価に入手できる手段もない。
デメリット③は購入先のサービス終了となった場合に、購入した書籍データを保護する方法が明確に決まっていない点。なので大手で継続可能性が高そうなAmazonに利用者が集中する為、市場競争が失われる危険も。(もっとも本の価格は出版社が決めているところもあるので、消費者の不利益が大きくなることはないかもしれない)
それでも経済界のトレンドである「循環型・持続可能社会の実現」の観点から考えても、電子書籍化への大きな流れと優位性は変わらないでしょう。
電子書籍のメリットは計り知れない
電子書籍のメリットは場所を取らず、紙が劣化しないこと。
私は過去、大量に持っていた漫画を自炊する為に、DMMでキャノンの自炊用プリンターを3泊4日でレンタルし、ロータリカッターを使ってバラバラにカットした書籍を片っぱしからPDFデータとして取り込むことで、実物の書籍類は全て処分している。
漫画用の本棚がなくなったことで、部屋がスッキリし、本に蓄積していく埃掃除に時間を費やす必要がなくなった。また部屋の模様替えや引越し時には、漫画や本がないだけでかなり効率化することができた。
想像してみてほしい。今まで漫画や本を保管していた本棚がなくなったら、どれだけ空間が有効活用できることか。衣類収納の場所を増やしたり、欲しかったソファを置いてもいいし、何も置かずに広い空間で過ごせば自然と心にも余裕が出てくる。
そして電子データには、実物でよくある日焼けや、ポテチによる油ジミも、ページ破れも無い。無垢な状態でいつまでも保管できる。
また、買うのにわざわざ書店に行く必要がない。自宅でボタンひとつで購入し、すぐ見ることができる。これに勝る利便性はないでしょう。
読む端末は?
個人的なオススメはiPad mini。ちょうど文庫本を読むのに適したサイズで、読書以外にもメモ帳やインターネットサーフィン等、マルチに活躍する。
持ち運びしやすい重量・サイズで、手に持っていても疲れづらい。
私はiPad mini初代→4→5(2019モデル)と使用してきた大のminiファンなので21年3月にリリースすると噂されているiPad mini6もスペック次第では買いたいと思っている。
iPad Air 4やiPad Pro 11インチだと横画面でちょうど文庫本見開きサイズなので、見開きで読みたい人はこの2機種がオススメ。
現在私は昨年購入したiPad Pro11インチ(2018年モデル)をメイン機として使用しているが、見開きの方が俯瞰的に漫画や小説を読めるので良いのと、雑誌等の固定レイアウトの本はどうしてもminiだと読みにくいので11インチの方が汎用的に使える。
次にオススメしたいのはKindle Oasis。Kindle
色調調整ライトとIPX8防水機能が付いているのでベッドサイドやお風呂での読書が捗る。特にiPadに無い防水機能がついている点が良い。
私は以前一番安いKindleを使用していたが、背面の樹脂筐体が分厚く、なんとも言えない安っぽさで傷がつきやすく、動作もモッサリ。一見お得な価格に見えてしまうが、使ってみると値段並みと感じた。安いものはそれなりだと割り切って買う分にはいいかもしれない。
さらにKindle Unlimitedという月額サービスを使えば、読書体験の可能性は制限なく広がる。まさにUnlimited。