永遠のファッション定番アイテム「デニム」との付き合い方
定番ファッションアイテムであるデニム。元々労働者向けに作られたものだからタフにガンガンきて色落ちを楽しんだり、様々なトップスと組み合わせて楽しんだり、コーディネートには欠かせないアイテムだ。
ただ正直に白状すると、私はデニムのゴワゴワ感が元々好きではなく、育てるつもりで買ったデニムもことごとく挫折している。
そんな中、一番長く愛用したのはノースフェイスのライトオンスデニムと、ジースターロウのストレッチデニム。ノースフェイスはかなり履き込んだのでだいぶ前に処分したが、ジースターロウは今も履いている。
元々足が太く、ヒップもデカめな私はスキニーとは無縁(豚足シルエットになる)で、譲歩してもスリムタイプ〜くらいから選択することになる。しかし今回は不細工な脚のシルエットを隠すためにゆったりテーパードシルエットが良かったので、偶然遭遇した無印のストレートタイプ、かつ、1サイズアップのデニムを選択してみた。
当初ユニクロ×JWアンダーソンのデニムを狙う
最初に私が狙っていたのはユニクロ×JWアンダーソンの「ワイドフィットストレートジーンズ」。
実はこれを買う気満々で2サイズほど試着したのだが、正直な感想は「うーん、ちょっと違う」だった。
もちろん良いアイテムなのだが、股上が結構深めでストレッチ性が皆無だったことと、サイドからのシルエットが想像よりも太かった点が致命的だった。前から見た時は綺麗なシルエットで、まさに求めていたものだったのだが、股上が深いのでずり落ちてくるとだらしなく見えてしまい、おへそまで引き上げるとTシャツを着た時にお腹がぽっこり膨らんでいるように見えてしまうのだ。これは頂けなかった。
ただデニム生地の質感は本当に良かった。本格的なデニム生地&デザイナーコラボで3,990円で仕上げてくるあたりは流石ユニクロ。
無印のサイズラインナップは半端なかった
無印の縦横ストレッチデニム。今回初めて知ったのだが、なんとスキニー、スリム、ストレートの3ラインを展開しており、さらに股下の長さが76、80、82、86cmの4種類もあるのだ。シルエットと股下の長さから選ぶことができ、ユニクロよりも圧倒的に分かりやすいラインナップ。
そして優秀なのはポリウレタン4%含有でウエストラインまで伸縮性を持たせているのだ。生地はしっとりした風合いで、履いていてもストレスがなく、厚みも標準的なのでオールシーズン履ける汎用性。オーソドックスを得意とする無印良品らしいモノづくりだ。
価格は全て2,990円。このクオリティのデニムがU3千円で買えるとは、最近のアパレル業界はエゲツない。
ディテールをチェック
ボタンは無印字のメタルボタン。若干エイジング加工されており、履き始めからこなれた感を出してくれる。
バックスタイルも特に変哲がないスタンダードな見た目となっている。
よく見ると右側のヒップポケットの上にスマホが収納できる隠しポケットが。腰部分の位置なので椅子に座った時もスマホを破壊せずに済みそう。なかなか気の利いたポケット。ちなみに私が持っているiPhone11pro 5.8インチは収納できたが、Pro Maxとかになると厳しいかもしれない。
フロントの前開きはYKKファスナーを使用。ファスナーのスムース加減から考えると、おそらくグレードは低いと思われるが、腐ってもYKK、安心感がある。
総じて非常にシンプルな作りだが、デニムとしてのディテールには特に不満という不満らしきものは見当たらない。シンプルイズベストといった感じ。
着用イメージ
身長176cm、体重73kg、30代半ばの私がストレート/股下76cm/サイズ33を着用。本来はサイズ32がベストだが、今回はゆったりシルエットを求めサイズアップしてみた。ウエストはゆるゆるなのでベルトは必須。そもそも大体のデニムはウエストが大きめに作られているので問題なし。
最近購入したノースフェイスのウェービングベルトで締め上げれば、無印デニムのストレッチ性を損ねることなくウエストのフィット感を高めることが出来た。
デニムと言えば洗濯後の洗い縮みも気になるところだが、何度か洗濯した結果、ほとんど縮みは感じられなかった。
無印はサイズ感が細めの作りが多いので、サイズアップしても全く不自然な感じはなく、むしろこれでウエストがもう少し細ければ個人的には完璧に近いサイズ感だった。
トップスはユニクロ+JのリラックスフィットクルーT。
前述したノースフェイスのノーステックウェービングベルトのショットも1枚。
このベルトはゴム素材で見た目以上にグイーンと伸びるので本当に素晴らしいベルト。ウエストが苦しいのが苦手な私にとって救世主のような存在。
まとめ
個人的な趣向が、無印 → ユニクロ → 無印、と最近原点回帰しつつあります。
ユニクロは最近商品数が多いので、ボトムスを吟味する段階でめんどくさくなって挫折します。無印くらい選びやすいラインナップだったらいいんだけど。
ストレッチデニムながら、ぱっと見本格的なデニムと全く遜色なく、使いやすい色合いの無印。今シーズンのデニムは個人的に無印に勝ち星をあげたい。
ちなみに暑くなる時期に履くデニムとしては、無印よりも「リーバイスのCOOLシリーズ」をオススメしたい。薄手のデニム生地なので蒸れにくく、履き心地も悪くない。
以前に購入した今は無きノースフェイスのストレートデニムを思い出すような生地感だ。
502シリーズはテーパードシルエットで汎用性も高い。
さらにスリムですっきりしたシルエットのデニムであれば断然「G-star raw(ジースターロゥ)」をオススメしたい。
無印のデニムでシルエットに満足できない場合、多少値が張るが、G-starの3301シリーズなら無理なく美脚になれること間違いなし。
買った時の状態を長く楽しめる。G-star rawのデニムはシルエットだけじゃなくコスパも最強だった!…
近年デニムも新素材が採用され、より快適に履けるようになってきているので、色々物色してみると中々面白い。