最近某ウイルスの影響により各社テレワークを推奨している。オフィスは全館空調だから人が多いときは冬でも暑いと感じていたが、自宅東向きの部屋で独りぼっちでテレワークをしていると、この時期でも地味に足元が冷えてくる。そんな冷えた足先と一緒に心まで暖めてくれる(?)ヒーターならアラジンで間違いない。
アラジンとは
1930年創業の石油ストーブメーカーで米国にルーツを持つが、英国人起業家との合弁である英国アラジン社が開発したブルーフレームストーブを開発したのがこのヒーターの系譜となるようだ。※ちなみにフレームはFrameではなくFlame(炎)の方。
1957年にヤナセが輸入代理店として国内販売を始めたらしく日本市場での実績も長い。
1973年には英国製部品を輸入して日本で組み立てを開始、その後に日本部品へ置き換わっていった。
今現在は本体は中国製、グラファイト部は日本製となっている。
他にも煙の出ないグラファイトグリラー等のヒット商品も生み出している。
デスク下に適した性能と大きさは?
アラジングラファイトヒーターの現行モデルはやや大きめとなっており、正直デスク下にはオーバースペック。まだ旧モデルであるこのヒーター等も5千円くらいで入手ができるので、そちらを選ぶ方がベター。
ちなみに現行モデルは300W~1000Wくらいまでの出力。しかしこのヒーターは200Wと400Wの切り替えのみであり、購入前は少し出力不足ではないかと不安を感じた。
しかし購入後にその不安は全くの杞憂だったことが分かった。デスク下に置く場合、足との距離が近いため200Wでも十分暑いくらいである。
また、このヒーターは謳い文句通り、点灯させてから一瞬で暖かくなる優れもの。
最近は学校も休校となり、休日も家に閉じこもっていると息が詰まるので、先日試しにベランダにシートを引いて6歳の息子とランチをすることにした。少し寒い日だったので部屋からコードを引いて、このヒーターを400Wにしたら暖かさがじんわり広がり大活躍だった。軽くコンパクトなのでそういった使い方もできる点は優秀。
デザインも悪くない
ヒーターというと黒や茶色で重い雰囲気となるか、明るい配色でも安っぽくダサいデザインが多い中で、アラジンは中々素敵な配色・デザインのプロダクトを作り出している。
当然ボディはプラスチックだが、この絶妙な配色とデザインでレトロ感を演出し、アイコニックな印象となっている。
地味にポイントが高いのが、背面のハンドル。これによりリビングからデスク等、気軽に手軽に持ち運んで使うことができる。
もう一歩な点
これは旧モデルで機能が限定的なので致し方無いが、タイマーが付いていないので付け忘れてしまうことがままあることだ。転倒時OFF機能はついているし、火事になるほど熱いわけではないがタイマー機能があったら完璧だったと思う。
総じて買いのモデル
5千円ほどで購入でき、仕事の効率性が増したことを考えると非常に買ってよかったアイテムといえる。機能は必要十分だし、小さいから収納する際も邪魔にならない点は好印象。
テレワークのデスク下ヒーターはこれを買っておけば間違いない。