今回は東京・南青山のヴィンテージウォッチ専門店である「Curious Curio(キュリオスキュリオ)」が手掛けるウォッチレザーバンドのブランド「Accurate Form(アキュレイトフォルム)」より、ヴィンテージ感抜群のVIVIDO(ヴィヴィド)を紹介します!
ヴィンテージテイスト溢れるレザーの質感
まず最初に言いたいのはアキュレイトフォルムのレザーストラップは「非常にコスパが良い」ということです。
VIVIDOの価格は8,800円ですが、使用されているレザーは伊ヴィルジリオ社のもので、トスカーナの伝統的な鞣し方法であるバケッタ製法で作られた植物タンニン鞣しのレザーです。
更に表面にはスクラッチ加工がされており、エイジングを楽しめる本格的な本革素材なのです!
スクラッチ加工のレザーと言えば、レザーグッズブランドのエムピウの人気ウォレット「ミッレフォッリエ」のプエブロレザーを彷彿とさせます。
プエブロレザーのエイジングについては以下の記事でも触れていますので是非読んでみてください。
VIVIDOは裏面にも同じ革素材が使用されています。雰囲気だけでなく肌馴染みも抜群に良いです。
スクラッチは一般的に真鍮ブラシを用いて手作業で加工されることが多いようです。この独特なスクラッチ加工により、使い込むほどに色が深くなりエイジングが早く進むという特徴があります。
Sinn 556. Perlmutt.Wに装着!
Sinn 556に装着したのが上記のイメージです。ベルト幅は20㎜なのですが、尾錠幅は16㎜とかなりテーパーしています。そのおかげでクラシカルな雰囲気が増しているように思います。ステッチやコバの仕上げも丁寧でクオリティは非常に高いと言えます。
革の厚みもしっかりあり、U1万円でこのクオリティ!間違いなくリピ買い確定です。
SEIKOのDバックルを装着することで革を傷めずに着け外し出来るのでオススメです。
ちなみに私のSinn 556. Perlmutt.Wにはセリタ社の汎用ムーブメントETA2824-2が搭載されていますが、先日OHに出した時に計測してもらったところ日差は+1秒、姿勢差も少なくかなり精度が良かったです。
メンテナンス性も良いですし汎用ムーブメントも中々侮れないものです。※Sinnは自社で精度をチューニングしていることも理由の一つかもしれません。
ローターにはSinnオリジナルのものが使用されています。
リストショット
腕周り約17㎝の私の手首にはケース径38.5㎝のSinn556は非常にマッチしています。大きすぎでも小さすぎでもなく、丁度良いサイズ感でシーンを選びません。
更にVIVIDOのレザーストラップを装着したことにより腕馴染みがかなり良くなりました。時計の革ベルトはモノによっては結構付け始めは硬いことがありますが、VIVIDOのレザーはオイルをたっぷり含んだレザーなので、しなやかで腕の凹凸にも追従してくれるからです。
まとめ
上記は今年出張で宿泊していた上海のホテルで撮影したものです。海外ホテルは照明が暗いケースが多いのですが、そういった少し暗い環境では使い込んだレザー表面から浮き出たオイルにより鈍い光を放ち、とても良い雰囲気を醸しています。
次は私が保有する唯一のヴィンテージウォッチ「オールドインターヨットクラブ」にもアキュレイトフォルムのレザーストラップを追加購入したいと思います。