冬のインナーといえばヒートテックのようなハイテク化繊素材を用いたものがメジャーだが、私のように肌が痒くなるといった問題を抱えている人も少なくないだろう。
ユニクロもそういった声を意識してか、“アルガンオイル配合“を謳ったり、繊維素材の配合比も毎年アップデートしているようだ。
しかし、個人的には最近「天然繊維である“綿”へ回帰」しており、インナー類は綿素材ばかり選んでいる。
特にヘインズのBEEFYのように目の詰まった綿生地は、洗うごとに柔らかく風合いが変化し、丈夫で長持ちするといった点でも、天然繊維の綿は優秀だと考えている。
今回購入したカットソー
今回は3点を購入した。
- BodyWild あったかインナー 1,650円
- Healthknit ファンクショナルファブリック ワッフルクルーネック 5,390円
- Hanes BEEFY ロングスリーブTシャツ 2,090円
BodyWildはイトーヨーカドーで見つけた物。ふんわりとした起毛の厚手生地で、値段も手頃だったので購入した。
グンゼの中でもBodyWildは割とピタッとしたサイズ感のイメージだったが、今回は通常選ぶLサイズにしてみた。
素材は綿80%、アクリル20%となっている。衿元もヨレにくく、伸びにくいようにしっかり作られている印象。
HealthknitとHanesは楽天でまとめて購入したもの。
いずれも老舗の肌着メーカーであり、品質良さで定評のあるメーカーだ。
ワッフル/サーマル素材はいくつか所有しているが、生地の伸び縮みを防ぐ目的で、ポリエステルと綿の混紡となっているケースが多い。
そういった混紡生地は、洗濯後もどうしても匂いがポリエステル繊維に残りやすい。
今回購入したHealthknitのファンクショナルファブリックは綿100%ながら、銀イオンによる抗菌防臭、吸水速乾性も兼ね備えている。
どうせ買うなら長持ちさせたいので、多少高くてもファンクショナルファブリックを選択することにした。
HanesのBEEFYは、もはや説明不要の大定番アイテムだろう。価格も2千円ながら高品質で、セレクトショップがこぞって取り扱うのも納得の品。「これさえあれば良い」という人も多いのではないだろうか。
サイズ感
それぞれLサイズを購入したが、メーカーにより若干サイズ感が異なる。
まず袖丈は、Healthknit>Hanes>BodyWild。
身幅は、Hanes>Healthknit>BodyWild。
着丈は、Healthknit>Hanes=BodyWild。
といったサイズ感。
シャツを裏返して衿元〜肩周りにかけての縫い目の処理を確認した。
最も丁寧に処理(タコバインダー/テープ処理)をしているのはHanes BEEFY。流石のクオリティである。
しかしHealthknitとBodyWildも生地がソフトなので肌当たりが優しく、特に違和感は感じなかった。
着用イメージ
176cm、73kgの私が着た着用イメージは以下の通り。
BodyWildは袖が9分丈といった感じで、少し短めに作られていた。主にインナーとしての使用を想定してのことだろう。
身幅はスリムながらタイト感はなく、フィット感重視の場合は最も有力な候補になる。
次にHealthknit。
こちらはしっかりした着丈、袖丈があり、カットソーとして一枚使いできるデザインになっている。
BodyWild同様にスッキリしたデザイン。ワッフル素材は体にフィットする作りのモノが多いが、やりすぎていないスリムシルエットだろうか。
ワッフル生地なので保温性もあり、ベースレイヤーとして活躍しそうなアイテムだ。
最後はHanes BEEFY。
程よく身幅に余裕があり、袖丈もピッタリ。体のラインが出にくいので、安心して着ることができる。
THEオーソドックスといった感じ。
Healthknit、BodiWildと比べると保温性はないので、寒い日は重ね着するなどの工夫が必要になるかもしれない。
まとめ
3点とも甲乙つけ難い完成度であるが、シーンによって使い分けができそうだ。
BodyWildは保温性重視、Healtknitは透湿性(吸水速乾)重視、Hanesは耐久性・コスパ重視、といった印象。
どれも優れたカットソーなので、おすすめできるアイテムだ。