ラシカル シープブレスTシャツレビュー

【臭わないシャツ】グラフェン配合のウールインナー“シープブレスTシャツ”レビュー!

ラシカル シープブレスTシャツレビュー

前回の「フェアリーノヴァ2ジャケット」レビューに続き、日本のモノづくりスタートアップ企業“RASICAL”の革新素材を使用した機能性インナーを紹介していきます。

※前回記事はコチラ↓

ポテイト伯爵の丁度良い調度品

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「シープブレス」とは

シープブレスとはメリノウールにグラフェンを配合した独自素材「CosmosWool™」が使用されたウェア。

グラフェンは炭素分子がシート状に並んだ素材で、優れた抗菌・消臭機能、放熱性から一部のウェア類に使用されていますが、まだまだ少ない印象。

それもそのはずで、ウールの中でも高級なメリノウール以上にグラフェンは高価な素材なのです。

シープブレス(CosmosWool™)にはその高価なグラフェンが50%も配合されています。特徴としては以下の通りです。

  • 消臭効果により臭いが発生しにくい(天然ウール+グラフェンのダブル効果)
  • 滑らかな肌触りで着心地が抜群
  • 天然ウールの吸湿速乾性、グラフェンによる放熱・静電防止機能
  • グラフェンにより摩耗に強い

シープブレスに使われているメリノウールは特に高品質なZQウールなるものが使用されているようで、かなり素材に拘っているのが感じられます。

 
ポテイト伯爵
素材に並々ならぬコダワリを持つポテイトとしてはレビューに期待が膨らむ。

ディテールチェック

では早速届いた商品を開封します。よくよく見るとトウモロコシ由来の生分解性素材がパッケージに使われているではありませんか!

恐らく購入者のほとんどがスルーするであろうパッケージ素材にもちゃんとこだわっている点は、メーカーの環境意識や姿勢を反映しているようで非常に素晴らしいと言えます。

フェアリーノヴァ2ジャケットと同様にサイズ2Lを選択しました。サイズ感は後述しますが、身幅にゆとりが十分にある一方で、生地のドレープ性が非常に高いのでサイズUPしてもシルエットはスッキリしていて野暮ったくなりません。

手首の部分にはサムホールがあるので、寒い時は手の甲まで覆えます。女の子が使うと萌えポイントになるアレです。生地パターンが切り替えられていてシルエットにもこだわっている感じがあります。

生地に透け感はありません。生地感はサラッサラ、トロトロの肌触りです。写真では伝わりにくいのですが、光沢感があり高級感を感じます。

そして恒例の裏側の縫製処理チェックです。一番手間暇とコストのかかるタコバインダー処理により、首元から肩にかけての肌当たりは非常に良好です。

そもそも生地が滑らかでソフトなのですが、ここまで丁寧な縫製は好感が持てます。

また、ハンガーループ(首元の縞々の紐)があるので「アウトドアでも災害時でもどこでも引っ掛けて干せる」ようになっています。インナーウェアでこれを使っているのは初めて見ました。

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他社ウールインナー比較

手持ちのウールインナーと比較してみます。シープブレスは2L、icebreaker 200 zoneはMサイズ

icebreakerの身幅が細く体にピタピタにフィットするのに対し、シープブレスは着丈はほぼ同じながら身幅に余裕があります。

次にワークマンのメリノウールインナー(Lサイズ)との比較。

ワークマンはメリノウール50%、レーヨン50%ですが全体的に洗濯縮みが出ているのと、首元が広がってしまっています。※首元が広がっているのはハンガーで干した為です。

こちらもワークマンの身幅・袖丈に対し、余裕のあるサイズ感です。特にシープブレスは袖丈の長さが十分にある点が良いのではないでしょうか。

着用イメージ、サイズ感

176cm, 74kgがシープブレスの2Lを着用したイメージです。恐らくLでも問題なく着れますが、アラフォーのポテ吉にはこのくらいの余裕が有難いのと、着丈がこのくらいある方がシャツOUT/IN両方しやすく好みです。

ワークマン、icebreakerは肌に密着するので1枚で着るのは難しいですが、このくらい身幅に余裕があれば春夏に一枚で着ても不自然な感じはしません。

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臭いの発生は抑えられる?

メリノウールは汚れが付きにくく、臭いも発生しにくい素材として知られています。その為、山岳ウェアとしてもアウトドアメーカー各社からウールインナーが販売されています。

しかし、実際に様々なウールインナーを好んで使っている感覚として、1日着ると特に皮脂の分泌が多い首回りはミドル臭を感じやすい為、普通に毎回洗濯しています。

そこで今回は2つのシーンで評価をしてみることにしました。

  1. 1日着た後の首周りの臭い
  2. スポーツで発汗した後の臭い

結果として、1.のシーンでは通常のウールインナーに比べて体感的に半分以下程度に臭い発生が抑えられている印象。2.のシーンではほとんど嫌な臭いなし、という結果でした。

これはかなり優秀な結果だと言えます。頻繁にお風呂が入れないアウトドアや汗をかくスポーツの時には持っていきたいインナーウェアですね。

洗濯後の洗い縮みはある?

サイズを吟味しても洗濯によってサイズ感が大きく変わってしまい、苦汁を舐めてきた方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、特に縮みの激しい綿素材を始め、洗い縮みには泣かされてきました。

そこでシープブレス洗濯前後の寸法変化をチェックしてみます。洗濯はオシャレ着洗いで行い、浴室乾燥をした後のサイズを比較。

まずは着丈ですがほぼ変化はありませんでした。

次に袖丈ですが、こちらは1cmほど縮んでますがほぼ変わっていないといっていいでしょう。

計測を忘れましたが身幅にもほぼ変化がないです。グラフェン効果なのか生地が縮みやすいということは無さそうです。

干す際はハンガーを使わずに、物干しに掛けるようにして干す方が生地が傷まないと思います。(コットンインナーも他のウールインナーも同様ですが、ハンガーを使うと肩がベジータになります)

着心地・他

これまで着心地の点ではユニクロのエアリズムがシルクに近い極上のコスパ素材だと思っていましたが、再生セルロール繊維であるリヨセルの出現により完全にポジションが取って代わられました。そして今回の「コスモスウール」です。滑らかな肌触りだけでなく吸湿しても不快感が無く、グラフェンの熱伝導性により熱がこもらないのでとても快適なのです。

静電気は全く発生しないわけではありませんが、グラフェンは電気伝導性も持つ素材の為、蓄電が逃げていくのが早いように感じます。

保温性についてはicebreakerの150 zoneあたりが近いように思います。しかし150 zoneはナイロン繊維が20%混紡されているので少しザラザラ感がある生地感です。その点コスモスウールは本当に肌触りが良い。着ていて気持ち良いし、私のような肌が弱い人にもオススメできます。

 
ポテイト伯爵
寒暖の差が激しい場合にもウールの暖かさとグラフェンによる放熱作用で快適な温度で過ごせそう。

「シープブレス」レビュー総括

シープブレスの価格は9,875円と決して安くはありません。しかしこれまでインナーを買っては、満足がいかずに買い替えてきた経験から、「こだわるならとことんこだわる」「中途半端な妥協が1番良くない」ということは身を持って学びました。

シープブレスは手に取ればすぐにモノの良さを感じることができるでしょう。

公式サイトでは2点購入で8,888円/1着3点購入で8,394円/1着となるキャンペーンを開催中。

通年着れて長持ちするインナーをお探しなら一考の価値があると思います。

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