筆者が現在保有しているのはジースターロウのストレッチデニムと、オーダースーツ屋ZERBINOで作ったタック入りテーパードデニムスラックスの2本。
デニムは好きなアイテムだが、使用シーンは主に秋冬といったイメージ。なぜなら通気性が悪く暑いからだ。
しかし時代の流れとともにファッションアイテムもどんどん進化している。
今回購入した王道リーバイスのクールジーンズ「502 TAPER RINSE COOLIOO COOL」もその代表的な例と言える。
結局薄い生地が履きやすい
私は歩くのも早く、汗かきなタイプなので、とにかく分厚いパンツは嫌いだ。
以前にビジネス用にイタリアブランドGTAのフランネルスラックスを購入した際は、電車やオフィスで暑すぎて後悔したほどだ。
ジーンズに至っても、これまで分厚いヘビーオンス生地などは全く目もくれることがなかった。
そして今は季節の変わり目、新しい服が欲しくなる時期だが、やはり定番の濃いインディゴカラーのデニムは押さえておきたい。
インターネットで物色している中でふと目に入ったのはリーバイス。
ぴちぴちのスキニーではなくナチュラルなテーパードの502は足ゴツい・短い系の筆者にはありがたいアイテム。
そんな502でなんとクールデニムが出ているではないか!
早速ポチってしまうのは、いつもの悪い癖。
届いた品を見て納得
届いた品は、予想通りの濃いインディゴカラー。そうそうこれこれ、という感じ。
この濃い目のデニムをロールアップして履きたかった。
そしてクールデニムの名の如く、生地が薄めに作られている。もちろん薄いと言ってもペラペラだとか、生地が透けるといったことは全くなく、デニムらしい硬さと張りはしっかりある。
生地は綿77%、ポリエステル22%、ポリウレタン1%となっている。ポリウレタンによるストレッチ性も多少期待していたが、ストレッチ性はほとんどない。よく言えばオーセンティックなデニムらしさを味わえ、生地がふくらはぎに引っかかるようなこともないサイズ感なので、安心して綺麗なテーパードシルエットが堪能できる。
実際に水洗いして干したところ、短時間で乾いてくれた。分厚いデニムは乾きにくいので、この速乾性は大きな利点と言える。
通気性は、「普通のデニムに比べれば」という程度だろうか。少なくとも接触冷感はなさそうだ。
着用イメージ
実際に175cm、72kgの筆者がW32を着用したイメージ。
一緒に着たヘインズのビーフィーTと色が被っており、ネイビー×ネイビーで見づらくなってしまった点はご容赦いただきたい。
シルエットに関しては、程よくモモ周りのゆとりがあり、膝下はテーパードなので無理のない綺麗なシルエットになっている。ウエスト80-82㎝の筆者でも余裕があるサイズ感なので、例のごとくノースフェイスのウェービングベルトが活躍しそうだ。
履いていてストレスの無い素晴らしいサイジング。
デニムは洗濯による洗い縮みでサイズ感が変わるため、洗濯後にも同様に着用写真を撮ってみた。
新品時のパリッとした糊が落ちて、より足にフィットするような感触になった。ポリエルテルが22%入っている為か、ほとんど洗濯縮みは感じられなかった。
生地自体に若干洗濯シワが入ったことで、よりすっきりしたシルエットにはなったような気がする。
いずれにしろ大きくサイズが変わると言ったことはないので、安心して通常のサイズを購入すればOK。
数回履いてみた感想
このデニムの最大のメリットは、春秋の季節の変わり目で昼間は意外と暑い、といった時に最も真価を発揮すると感じた。
生地が薄いことで蒸れにくく、私のような汗かきでも不快感がないデニムだ。私にとっては正直真冬の寒い時期以外はこの生地感で全然十分だ。(もっとも、若い人たちなら冬もいけるだろう)
おまけにこの綺麗なテーパードシルエットで野暮ったさやストリートファッション感が薄く、トップスに様々なアイテムを合わせておしゃれに着こなせるデニムだ。
これから履くごとに生地が柔らかくなっていくと思われるので、よりしなやかに自分の脚にフィットしていく楽しみも。
このリーバイスのCOOLデニムとノースフェイスウェービングベルト、更にトップスにボートネックシャツでも合わせれば春のコーディネートは完成。
やはりリーバイスのデニムは良いですな。
買った時の状態を長く楽しめる。G-star rawのデニムはシルエットだけじゃなくコスパも最強だった!…