今回知り合いからパネライ サブマーシブル用のラバーストラップを借りることとなった。「欲しかったら譲ってもいいよ」との厚意に甘え、手持ちのラジオミールに装着する為である。
その装着感やルックスについて語っていきたいと思う。
ストラップ選択肢の少ないワイヤーループラグ
私が愛用している「ラジオミール ブラックシールロゴ (PAM00754)」はパネライの原点とも言えるクッションケースにワイヤーループラグ、オニオンクラウンリューズを搭載したアイコニックなエントリーモデルだ。ダイヤルにはOPロゴ(OFFICINE PANERAIの短縮ロゴ)とイタリア海軍特殊部隊向けに作られたことを意味するBLACK SEALロゴが印字され、ミリタリーマニアの心をくすぐることも忘れていない。
このワイヤーループラグは微妙に湾曲しており、ラグ幅も26-27mmとかなり広幅の為、装着できるストラップが限られる。
そもそも26-27mm幅のストラップは選択肢が少ない為、ブティックか松下庵のようなストラップ専門店でオーダーするしかないのが実情だ。※写真(上)は26mm幅2ピースNATOベルトを装着
これまで購入したストラップ
私はストラップを付け替えながら楽しむタイプであるのでこれまで様々な種類のストラップを購入してきた。
詳しくは以下にまとめ記事を作成しているのでご覧頂きたい。
冬は純正のカーフレザーストラップやCreemaでクリエイターに作ってもらった24mm幅のホーウィンレザーNATOを着けることが多く、汗をかく夏はHIRSCHのジョージを装着している。
2ピースNATOはルックスこそ気に入っているが、外して洗うのが面倒で出番は少ない。
サブマーシブル純正ベルトは如何に!?
パネライにはラバーストラップが2種類あるが、サブマーシブルのレザーストラップを初めて手に取って思ったことは「ファブリックのような格子状のテクスチャーが非常に渋い」ということだ。
しっかりとした厚みがあり、時計本体との一体感も感じられるのは純正ならではと言えるだろう。
確かにクールなストラップだ。しかし既にブラックカラーのストラップを純正カーフ、HIRSCHの2つ保有している身としては見た目の違いが感じられず少し退屈に感じてしまったというのが本音だ。
また裏表ともに格子状のテクスチャーとなっており、着け心地は硬めの為、お世辞にも装着感が良いとは感じられなかった。
もしかしたらウエットスーツの上から付けるには滑りにくくサイズ調整のしやすいベルクロなので、最適なのかもしれない。
結論
そのようなワケで、知人の厚意は丁重に辞退させて頂く事になった。
今のところラジオミールの夏用ベルトとしては「HIRSCHのジョージ」が暫定一位でベストなストラップだと考えている。やはりラジオミールにはレザーベルトが似合うのだ。
HIRSCHのレザーは本当にキズが付きにくくタフで質感も高い。レザーベルトなのに100m耐水性やサウナOKと謳うほどレザーとカウチュークラバーの接合品質も高い点は素晴らしいと言える。
というわけでラジオミールを楽しむためのストラップ探しはまだまだ道半ばである。ゆくゆくは松下庵で裏ラバーのカーフストラップオーダーにもトライしたいと考えている。