定番のカジュアル雨靴であるビーンブーツモカシンを紹介。
ビーンブーツとは
L.L.Beanは元々ゴムソールとレザートップを縫い合わせた防水ハンティングシューズからスタートしたブランド。その後、改良に改良を重ね今では雨の日のラバーシューズとして確固たる地位を築いている。創業当初から今に至るまで米国メイン州で作っており、ビーンブーツのソールには誇らしげにMade in Maineのロゴがスタンプされている。製造業が減っている米国製は大変貴重だ。
アイビーでも定番のアイテム
アイビーファッションの見本でも登場するビーンブーツ。元々ハンティング用に作られているから泥・水に強くヘビーデューティーなアイテム。そんなタフさとファッションアイテムとしても使える汎用性が本物を知る男たちに受け入れられ定番アイテムとなっていたと想像。
アイビーの見本では定番色のブラウンの3アイレットシューズがよく取り上げられる。しかし今回選んだのは黒のモカシン。モカシンタイプはアイレットが無い分、紐で縛り上げることができないのでサイズ感はシビアになるがすっきりとした印象。しかも黒のような色だとシックで大人な雰囲気がマシマシだ。
履き心地と機能性は?
まずサイズ感が若干大きめなので過去に買ったことがある人以外は、ネットで買うより実店舗で買う方がおススメ。この独特のソールパターンはグリップ力がありそうに見えるが意外とビルの床のように研磨された床だとツルツル滑るので注意したほうが良いかもしれない。
防水性はラバーなので全く問題なし。レザートップとの縫い合わせも他もモデルと同様に3重に縫い合わせているため、解れ破れとは無縁。
このモカシンの最大の欠点は歩くと踵がカパカパ抜けること。丈夫な金属シャンクも入っているのでこれは致し方なし。ビーンブーツ自体に魅力が詰まっているので、インソールやすべり止めでもつけてカスタムすればいいや、と思えてしまう。そんな靴。モカシンは履き口が広い分、靴内の空気が循環しやすいのでラバーシューズ特有の蒸れにくさがない点は大きなメリットだろう。シルエットは良く考えられておりずんぐりむっくりではなく、すっきりしている。にも関わらず足の小指の当たり等はなかった。
スーパーフィートのインソールを装着
インソールが徐々にへたってきたのか歩いていると疲れを感じたのでインソールを交換。こちらも米国ブランドのSuperfeet(スーパーフィート)。硬めのインソールだが土踏まず部分を下からしっかり持ち上げてくれるので疲れを軽減してくれる。ビジネス靴からスニーカーまで対応できる優れものだが、価格はちょっと高め。
歩いていて踵がスポスポ抜けるのは変わりないが、かなり歩きやすくなった。
ラバーをケアしてみる
このブログ記事を書く前に愛機のiPhone 11 proで写真を撮ったところ、しばらくケアしていなかったので傷やくすみがあるように感じた。そこでコロニルのラバーブーツ用クリーナーで磨いてみた。コツは直接ラバー部に吹きかけてそのまま布で表面がドライな状態になるまで磨くこと、そうすると綺麗に艶が戻った。さすがドイツのコロニル。
デニムやチノパンに合わせたい雨靴
このビーンブーツモカシンにデニムとバブアーなんかを合わせたら、雨の日でも待ってましたと言わんばかりにウキウキして出掛けられること間違いなし!