意外と難しいiPhoneケース選び
iPhoneを使うメリットの一つとして、サードパーティ製を含め豊富なケース・カバーから自分に合ったモノを選べることが挙げられる。しかし数が多い故、逆に本当に欲しいケース、質感に満足できるケースを選ぶのは難しくなってきている。
比較的安価な樹脂ケースだとTORRAS、NIMASO、SPIGEN等の中華メーカーがひしめき、高価なケースでは最近勢いのあるCASETiFY、APPLEストアでも売られているOTTERBOX、更に高額帯となればスーツケースブランドのRIMOWAや、FENDI、ボッテガといったハイブランドまで。
本革ケースの有力候補たち
今回は本革のケースに絞り、最終候補まで残ったアイテムを紹介したい。
1. Apple純正レザーケース
iPhoneのレザーケースを検討するにあたり真っ先に挙がるのが純正ケース。私も過去2度使用しており、レザーの質感は折り紙付き。一方でレザーに傷がつきやすいのが難点。
今回は他のケースも冒険してみたかったので見送ることにした。
2.Native Union(ネイティブユニオン)
Apple純正レザーケースのようなシンプルなケースをリリースしているブランド。Native Union製品はAppleストアでも取り扱いがあるので安心感がある。しかし、Apple純正レザーケースとほぼ同価格ゆえ、敢えてこのブランドのレザーケースを選ぶ“決め手”に欠けるのも事実。
3.BONAVENTURA(ボナベンチュラ)
iPhoneケースをはじめとするレザー小物ブランドとして、高級路線で存在を確立した感のあるボナベンチュラ。メゾンブランドが使うような高級レザーを使用し、カラーもトレンドの”くすみ系カラー”が多いので、落ち着いた大人向けのレザーケースといった印象。
今回はエイジングが楽しめるレザーを軸に考えている為、見送ることにした。しかし、買った時の美しい状態を長く楽しみたい場合は選択肢に挙がりそうだ。
4.Bellroy(ベルロイ)
究極のコンパクト財布で名を馳せたBellroy。そんなBellroyからはシンプルなレザーケースとカード入れ付きのレザーケースが発売されている。Bellroyらしさを感じるならカード入れ付きが良さそうな印象。
見送った理由は、エイジングというより経年“劣化“が著しいとのレビューが気になった為。やはりどうせなら美しくエイジングするケースを選びたいもの。
5.NOMAD(ノマド) ホーウィンレザーケース
Youtuberやブロガーがレビューしているノマドのレザーケースは質感が良さそうで、正直購入を最後まで迷って内の一つ。ホーウィンレザーは以前レビューしたパネライのベルトとして使用経験があるが、エイジングは穏やかでそこまで大きく変化しない為、結果的に見送ることにした。
選んだのはプエブロレザーを使用した手帳ケース!
Yahooショッピング、楽天に出店している「セレクト文具 綴屋」で手がける受注生産のレザーケースがこれ。最新のiPhone14シリーズのみならず、GalaxyやXperiaなどのAndroidスマホ向けもラインナップしている。
プエブロはイタリア・トスカーナ地方で昔から続くバケッタ製法で作られるレザーの一種で、レザー好きにはポピュラーなミネルバリスシオの表面を真鍮ブラシでスクラッチ加工したレザーだ。
エイジングの楽しさを味わえるレザーとしてはこの上ない素材。
そして、もう一つ決め手になったのは“豊富なカスタマイズ“が可能な点だ。
驚異的なのはその「価格」。
- 内面革とステッチカラー変更 1円!
- 左手仕様 無料
- 名入れ 550円
- ホックベルト 550円
- Dカン 440円
- レシーバー穴 220円
- 背面ループ 550円
- ポケット 550円
開封レビュー!
化粧箱で届いたスマホケース。蓋を開けると保証書が。なんと1年間の保証がつくらしい。
トワイライトブルー(別名オーシャン)のプエブロは美しい..。この色にして良かった。
内側のカーキとのコントラスト、エイジングによりどのように色変化していくかを楽しむため、マルチカラーで発注。スマホ本体は左側のTPUケースに装着する。
背面ループを付けたことでホールド感がUP。このパーツも同色のプエブロレザーで作られている。
トラや傷の少ない綺麗な部位が使用されている。オプションのレシーバー穴を追加しているのでスマホを閉じたまま通話ができる。
iPhone 13 Proを装着!
iPhone 13 Pro シエラブルーに装着したイメージ。グリーン系のレザーケースとの相性は正直未知数であったが、非常にマッチしている。
裏面のカーキは抹茶のような渋い色味。どちらもエイジングでどのように変化していくかが楽しみなカラーだ。
プエブロレザーにハマるきっかけとなったエムピウのミッレフォッリエ プエブロレザーモデルとの比較。
ミッレフォッリエはグリージョというカラーなので色味が異なる。今後エイジングでの色変化を比較レビューしていきたい。
自分用にもプレゼントにも!
「セレクト文具 綴屋」のプエブロレザーケースは名入れも可能なので自分用としてもプレゼント用としても最適なレザー小物。
ノーブランドだがオールレザーで革の厚みもあるのでとにかく質感が高い。レザーマニア層の人たちも満足するお値段以上のレザーケースだ。
エイジング後は以下の通りレザーの色が濃くなっていくのでエイジング後のカラーイメージを考えて購入するとより理想的なケースに近づくだろう。
(追記:1ヶ月後のエイジングイメージ。色が濃くなり徐々に艶が出てきた。)
※エムピウの人気コンパクト財布「ミッレフォッリエ」と合わせてエイジング状況をレビューしました。以下記事からご覧頂けます!