遂に念願だった木製ケージを自作してみた。
ハチクラ特製の60cmガラスケースでゲイリートゲオアガマとサビグニーアガマの2匹を愛玩していたのだが、「広めのケージに住まわせてあげたい」という親心に加え、冬場の保温性能向上も考えて木製ケージを自作することとした。
まずは設計図をスケッチ。
今回はネット情報を頼りに独自のこだわりをプラス。スケッチはiPadのGoodNotes5というアプリを使って書いている。
ケージ内部の下半分は汚れ防止のために防水板を貼ろうと考えていたのだが、木製ケージの特徴である‘‘軽さ’’が損なわれてしまうので木材にオイル塗装をすることである程度の防水性を付与する方向に変更した。
頼れるスーパービバホームへ買い出し
メイン材は安価な1×4材とOBS材という集成材の一種を組み合わせることにした。1×4材は910mm材を取り扱っているホームセンターもあるようだが、私が訪れたスーパービバホームでは最低でも1820mmしかなかった。
OBS材のような板材も大体1820mm×910mmのサイズがスタンダードになるので事前にカット寸法を計算しておく必要がある。大きいホムセンに行けば買ってその場でカットしてくれるサービスがある。
それ以外にも工具や道具を買い足した。うっかり軍手を買い忘れたが絶対あった方がいい。今回は電動ドライバーがネジからずれて指を刺すことが3回、なぜか指から血が出ていること2回、木片が刺さること1回。木材のエッジが尖っていることもあるのでDIYには軍手、望ましくは滑り止めのグローブがあるといい。
こんなやつ↓
窓はガラスではなくアクリルにした。割れる心配がなく、軽く、ガラスと遜色ないくらい透明度も高い。
amazonでは有名なアクリサンデー製はハイグレードの扱いのみだったが、ビバホームでは「アクリEX板エッジガラス色」という製品が1380円程で販売している。
厚みは3mmにした。店員曰く、2mmまでならカッターで切れないこともないが3mmは難しい、とのことなのでカット加工をお願いした。多少エッジが割れたようなバリが出てしまうが紙ヤスリで研磨すればOK。
注意点はサッシの寸法。
上の画像にも載せたが詳しくはガラス引戸寸法、とネットで調べて欲しい。
レールはアルミではなくビニール製のものにした。後からカッターで長さ調整できることからレールはアルミではなく、ビニール製のものにした。
滑り性はビニールレール×アクリル(エッジ研磨なし状態)でもスルスルと動く。ガラスの場合だとエッジ処理をしないと滑りが悪いという情報を見たので心配していたが杞憂だったようだ。
アクリルは本当に軽く優秀な素材。
ちなみにビニールレールはホームセンターで見つけることができず以下のサイトで購入した。
今回買わなかったけど必須の工具類
木製ケージをDIYするのに電動ドライバーは必須。私は自前のボッシュの電動ドライバーを使用。
ドライバービットはAmazonで購入した評価が高かったもの。これに加えて今回は穴あけ用のドリルビットを買い足している。
本当は回転力に加え打撃力が加わるインパクトドライバーの方が作業効率が良いのだろうが、電動ドライバーでも充分対応出来る。
オイルはワトコオイルのダークウォルナットを使用することにした。以前にデスクを自作した際に買ったものが余っていたからだ。
トゲオアガマは色んなところを舐めるので塗装自体賛否両論あるだろうがワトコオイルは植物性のアマニ油をベースとし、厳しいヨーロッパの安全規制をクリアしている。
我が家のゲイリーはトゲトゲの尻尾で排泄物を引きずっていることがあるので無塗装で木材が汚れるリスクは避けたいと考え、雰囲気もいいのでオイル塗装にした。
塗装後の表面にオイルが浮き出てくるのでしっかり拭き取る必要がある。
作業については〜後編〜に続く。