今回のお題目は、本格的な造りとオールウェザー対応のスペックで人気のDanner(ダナー)。
ABCマートが買収してから早10年!、アメリカ本国生産のダナーライトをはじめとするオリジナルラインはそのまま、ベトナム生産のコスパモデルを拡充し、より手ごろな値段でダナーの本格的なスペックが楽しめるようになってきています。
そんなDannerから普段使いしやすい「ローカットモデル」が出ているのはご存じでしょうか。
今回はダナーフィールドローをベースにしたスノーピーク別注モデルをトレファクでネット購入したので、サイズ選び・サイズ感の実体験も織り交ぜつつ書いていきます。
購入モデル「ダナーフィールドローSP7」
今回トレファクで購入したのは2020年にスノーピークとコラボして販売された「ダナーフィールドローSP7」というモデル。
オリジナルのダナーフィールドローからの変更点は、①スウェードレザーへの変更、②同色のナイロン生地を使用。生産国はダナーフィールドロー通常モデルと同じくベトナムです。
私の直近の靴購入歴について少し触れさせて頂くと、最近レッドウィング人気モデルのアイアンレンジャーを購入したばかりなので、特段ブーツ熱があったわけではありません。
しかし想像してみて下さい…”クタクタになるまで履き込んだダナーのシューズを着こなす自分の姿を”。
本格靴は買い始めはスタート地点に立ったにすぎません。そこから履き続けて自分の足に馴染ませ、経年変化を経て、初めて「本物」になっていくのです。
ダナーはそういった楽しみ方ができる本格靴の一つです。
更に、ゴアテックス搭載で雪でも梅雨でもオールウェザー履けるのに、町履きとして完璧なルックスを兼ね備えている点もやはり唯一無二の存在です。
そんなダナーブーツはミドルカットモデルが定番ですが、いつの間にかローカットモデルが出ていたようです。
脱ぎ履きがしやすく、履けるシーズンが長くなることを考えれば最早買わない理由がありません。
私の購入動機で言えば、スノーピークコラボの限定アイテムでもう手に入らないという希少性も背中を強烈にプッシュされた要素の一つです。
サイズ考察・サイズ感
そんなDannerを楽天ポイントを使用して、あるいはメルカリ等で、お得にネットで購入したい、という方も多いことでしょう。
しかし靴購入時のサイズ感の見誤りは命取り…!
そこで人柱となり試着もせず、サイズ感に一抹の不安を抱えながらポチッた筆者ポテイトの実体験から、購入を考えている方々に少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
私の足サイズ
私の足の実測値は26.5㎝。
ナイキやニューバランス等のスニーカーサイズは27.5㎝、スペルガはEU43サイズ、レッドウィングは26.5㎝(US8.5)、トリッカーズはUK8.0を履いています。
※足サイズについては以下の記事で詳細に触れています。
ダナーローカットモデルのサイズ考察
購入したダナーは27.5㎝(US9ハーフ)。しかしアウトソール全長は32㎝と結構大きいのです。
公式HPによるスタッフサイズ、ECサイトのレビューを総合すると、半数以上の方が「通常のスニーカーサイズより0.5~1.0㎝下げるのがオススメ」と書いています。
一方で「幅が狭めなのでサイズアップすべし」というレビューもあり惑わせてきます。
若干大きめの作りであることは間違いないありませんが、幅が細いというのも事実であり、足幅が大きい人はサイズダウンするとかなり窮屈になる可能性が考えられます。
結論として、これらのレビューと私の実体験からオススメできるサイズ選びとしては、「通常のスニーカーサイズ並み、または0.5㎝ダウン」が良いと思われます。
まだサイズ選びに不安がある方には、最後にネット購入時のポイントをお伝えします。
実際に履いたサイズ感
176cm、73㎏でサイズ27.5㎝を着用。ソールの厚みもあるのでボリューム感はありますが、特段大きすぎるという感じはありません。私の足幅10.5㎝では横幅は丁度良いくらいで、足先には少し余裕があります。
以下は少しズームインした写真。靴紐はしっかり締め上げていますがまだ余裕があります。サイズダウンした場合、私の甲の高さからすると羽根部分がさらに広がり不格好な見た目になるように思います。
アウトソール全長
ダナーフィールドローSP7のソールにはビブラム社のクレッターリフトが採用されており、アウトソールのボリューム感が結構あります。
アウトソール全長は32㎝弱あり、他に履いているレッドウィングのアイアンレンジャーやトリッカーズのバートンと比較しても若干大きめであることがわかります。
個人的にはレッドウィングのアイアンレンジャーのミニラグソールくらいの厚みのほうが反りが良く、歩きやすいと感じるので、ダナーもソールがある程度すり減ってきたらミッドソールを抜いてソールのボリュームダウンをしてみたいところです。
ダナーフィールドローのレビュー
外観
レザーブーツのブランドは多くある中で、ダナーらしさと言えばこのサイドのナイロン生地。ダナーライトではコーデュラナイロンが使用されているのに対し、ダナーフィールドでは1000Dナイロンが使用されています。
スペック上はほぼ同等と言われており、見た目は違うかと言えば…まあ判らないですね。
アウトソールが重厚な分、クッション性は高いです。
スノーピークコラボモデルにはマッドガードが付属、取り外しできるようですがデザイン面で良いアクセントになっているので付けたままにしておく予定です。
靴の作り
インソールを外すと非常に丁寧な縫製がされていることが分かります。ベトナムは様々な靴のOEM工場があるので、技術力もきっと高いのでしょう。
インソールは「Ortholite(オーソライト)」。通気性・防臭・耐久性のある高機能素材です。
使用感
履き始めはソールの反りが硬めでくるぶし周りが靴擦れしないかと懸念しましたが、大きな靴擦れもなく履けています。
主な良い点としては以下の通りです。
- ソールのクッション性が高く、歩いていて疲れにくい
- ゴアテックス搭載で雨でも雪でもオールウェザー履ける
- 足全体が包み込まれるような感覚
- 7アイレットなのでフィット感の調整がしやすい
- ダナーを履いているという充足感
まとめ「Dannerのローカットは買いのモデル?」
今回中古ながら状態が良かった為、2万円台の価格でしたが非常に良い買い物をしたと思っています。
ダナーフィールドローは定価2.5万円とダナーライトの半額以下の価格で、本格的なスペックを備えています。
単純に考えても、アウトドアスペックのゴアテックスシューズで2.5万円は企業努力を感じますね。
ネットで買うならサイズ交換可能なお店で!
実店舗で試着するのが一番確実ですが、ネットで購入するなら「サイズ交換可能」を明記しているショップで買うのが堅い選択肢です。
例えば、楽天ABCマートなら14日間まで返品・交換無料、楽天mischiefも商品到着後8日以内の連絡で返品・交換可能でABCマートよりもポイントが多く付きます。
もちろんAmazonでもサイズ交換は可能ですが、Prime会員限定の「Try before you buy」という試着サービスは対象外のようなので、送料負担は考慮したほうが良さそうです。
やっぱりミドルカットのダナーブーツ?
今回購入したローカットがあまりにも良く、ミドルカットも欲しくなります。しかし、このままのペースで買い物をしていては破産するので、ひとまずグッとこらえることにします。
ダナーライトとフィールドは多少色味が異なります。元祖ダナーライトのカーキカラーはなんとも言えない雰囲気と魅力があるのは間違いない。
しかしブラックを買うならフィールドで良い気がしますね。ぱっと見の違いがほとんどわかりません。
Dannerにはこんな変わり種モデルも。
日本製のモデル「シャドーウッド」。同色系カラーで落ち着いた雰囲気が特徴。
”Dannerをもっと手軽に楽しんでほしい”、柔らかい履き心地の「シャニコ」シリーズ。
着る服を選ばないようなプレーンな見た目が特徴的。
ダナーフィールドは買いか否か⁉
既に答えは出ていますが「ダナー×短靴にそそられる」という人は買わない理由はないでしょう。
私はスムースレザーのBrown/Beigeも買おうかと思っているくらいです。
「ダナーといえばブーツ一択!」と考えている人には尚更試してもらいたいと思うくらい汎用性が高く、利用シーンが広がるシューズです。