sinn556perlmuttをオーバーホール

Sinnのオーバーホールをウォッチホスピタルに出した話~その②「メンテナンス内容・サービス」~

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今回は前回の話の続きで「ウォッチホスピタルでのオーバーホール体験」についてご紹介します。

前回記事はコチラ↓

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店頭で見積りしてもらう

今回訪れたのは神田店ですが、私の生活圏内ですので仕事帰りに東京駅からテクテク歩いて店頭で見積りしてもらうことにしました。

白衣を着た店長さんは物腰柔らかで非常に丁寧な方だったので、「安心して預けられそうだ」と確信しました。

見積り額は以下の通りでした。

sinn556perlmuttのオーバーホール見積

時計本体を見て受付してもらった時のコメントは以下の通りでした。

  • 「外装は非常に綺麗で状態も良さそうなので、おそらく内装パーツの交換は不要ですが念のため不良時は費用が発生します(見積では上限8千円)」
  • 「Sinnは防水性が高いと言われる独自パッキン(緑色)を使用、劣化がある場合の交換パッキンは通常の黒いパッキンになります」
  • 「MOP(白蝶貝)文字盤は取り外しの際にヒビ・カケが発生しやすい繊細な素材の為、追加費用がかかります」
  • ちなみにタイムグラファーで精度を測ってもらったところ「日差+2~3秒」とかなりの精度が出ていました。Sinnがチューニングしているとは言え、汎用ムーブメントの実力を見直す良い機会になりました。

OHに出したのは12月1日で、納期は1/19頃とのことでしたが、実際には1/5に作業完了メールがあったので年末年始期間を除く納期は約3~4週間でした。

実際に仕上がった時計と最終料金について

2020年購入と比較的新しいこともあり、パーツ交換は発生せず、最終的にかかったOH費用は「34,100円(税込)」でした!MOP文字盤でなければ3万円以内に収まっていました。

ちなみに防水テストは50mまでとなります(事前説明あり)。1年間の保証がありますので不具合があった場合でも安心でしょう。

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パッキンは交換して古いものも返却頂けました。

以下がSinnの純正パッキンです。ブランドによる説明文を見ると水分透湿を25%削減できる特殊素材のようです。納得の上とはいえ、こうしたオーバースペック気味のSinnのコダワリ=男のロマン、が一つ減ってしまったのは残念な気がしてきましたので、数年後のオーバーホールは多少高くても正規OHに出そうかと考えています。しかしまた心変わりするかもしれません。

「時計ケースへの大気中の水分の貫通を最小限に抑えるため、ジンではEDR(超拡散削減)パッキンを使用しています。二トリルゴム(NBR)を使用した従来のケース用パッキンでの許容値と比べ水分浸透を最大で25%削減することができます。」※Sinn公式サイトより引用

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時計本体も文字盤も綺麗な状態で返ってきました。精度は+6秒と許容範囲です。※多少姿勢差も影響していると思われますので、非常に良い精度で上がってきたといって良いと思います。

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ウォッチホスピタルはオススメ?

今回一度の体験だけで良し悪しを判断できるものではないと思います。しかし、神田店での窓口対応は非常に親身でしたし、気持ちよくメンテナンスに出せるお店だと感じました。

また、個人的にホームページのコンテンツが良く作り込まれていて充実していることも信頼感に繋がったと思います。(この点は私の本業でも見習いたいものです)

Googleマップでも200件以上のレビューがありながら高い点数を維持しているのは、こうした実績に裏打ちされているものではないかと思った次第です。

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