以前から邪魔に感じていたディスプレイのスタンド。最近はキーボード2台使いのことも多く、「コイツがなければ…」と思うことが増えてきた。
物欲の鬼とも言うべき筆者ポテイトは、もちろんモニターアームの候補をAmazon欲しいものリストの中でヌクヌクと温めていた。
しかし、物欲の秋、欲しいものは絶えず増え続け、キーボード改造熱も高まる中、明日深夜にはAppleイベントも開催されようとしている。
特に愛機iPhone 11 Proは、1ヶ月程前に石鹸でジャブジャブ水洗いしていたところ、スピーカーから水が侵入してしまったようで、FaceID用のTrue Depthカメラが水没故障…。
FaceIDに慣れてしまった今、パスワードでしか起動しないiPhoneがいかにストレスフルかを思い知らされる毎日を送っている。
本題と話はズレるが、iPhoneをプールとか風呂に突っ込んで「全然平気!」とか言っているYoutuberの功罪は大きい。あれでかなりの人間に、iPhoneに水を掛けても、風呂で使っても大丈夫だ、と思い込ませているはずだ。iPhoneは完全防水ではない、防水ではなく防滴くらいに受け止めるのが正解だ。
安さにつられてSunonモニターアームを買う
今回購入したSunonのモニターアームは、記事投稿時(21/9/13)で、Amazon/楽天でいずれも4千円台となっている。
私の購入時は楽天スーパーセールで3,800円程度まで下がっており、更に余っていた楽天ポイントを駆使し、実費約1,700円という破格で購入することができた。
いずれ買おうと思いAmazon欲しいものリストに入れていたエルゴトロンのモニターアームと比べ、定価でも1/3〜1/2くらいという破格である。
今回はモニターアームにかけられる予算がないので、初めてのモニターアームをSunonなるメーカーのものでお試ししてみることにした。
Sunonは台湾に本社を置くメーカー
調べてみるとSunonは台湾高雄市に本社を置くメーカーで、台湾・中国を中心に製造拠点を展開していることがわかった。
1980年設立だが、ミニモーターファンでは世界3位のシェアを保有。従業員数は8,900人。多くは製造オペレーターだと思われるが、普通に大企業だ。
その他、モーター、放熱モジュール、空気清浄等、かなり多くの製品取扱があり、コンシューマー製品だとオフィスチェアや、昇降デスクも作っているようだ。
同じく中華系?と思われるモニターアームメーカーにはHUANUOという会社があり、そちらもYoutuberが「良い良い」とこぞって動画をUPしているが、会社概要は不明。
両社共に価格帯は同じだが、会社の素性がわかるSunonは安心感がある。
実際に届いたSunonモニターアーム
コンパクトにぎっしり詰まった部品類。各部品の外観は塗装のハゲや傷もなく、第一印象としては問題なし。
次は実際にこれを組み立てていく。
Sunonモニターアームを組み立てる!
大まかな順序としては以下の通り。
①デスク板にはめるクランプの組み立て
②アーム部品の装着(差し込むだけ)
③モニターVESAマウントへの部品取り付け
④モニター取り付け
⑤配線管理
配線を除く組み立てについてはおそらく15〜20分もあれば十分に事足りると思われる。
まずクランプ部の組み立て。早速間違えたが、私のデスク板の厚み24mmでは真ん中と上のねじ穴に嵌めないとスカスカでクランプの意味を成さなかった。説明書をちゃんと読んでから組み立てるべきだった。
次にデスク板への装着。安定感良し。
一つ目のアーム部品は上部に樹脂パーツがあり、外すと配線を隠せるようになっている。
組み立ては差し込むだけ。ちょー簡単。
二つ目のアームも差し込むだけ。めちゃ簡単。
この2つ目のアームはガススプリング式で、上下に移動するようにできている。ガススプリングの強さは付属の6角レンチで調整可能。
次にモニターVESAマウントの取り付けすべくモニターをひっくり返す。スタント部にホコリが溜まっているが、もう少しで君たちとはおさらばだ、と心の中で呟きながら作業。
付属のネジで簡単に取り付けできた。
このマウント部にモニターアームの頭をスライドして装着できる。簡単にモニターを付けたり、外したりできる作りになっていて非常に好印象だ。
とりあえずモニターアームの設置は完了。あとは配線を繋いでいくだけ。作りはしっかりしているし、各部の硬さを調整すれば、程よいホールド感になり、ディスプレイを持って位置を変えるのはスムーズに行うことができた。
モニターアームがホワイトなので、ディスプレイもホワイトに変えて統一したいところ。トバログさんのような真っ白なデスクは憧れるけど、元々白いカラーがたまらなく好きってわけでもないので、あそこまで真似はできない。
初めてのモニターアームなので比較対象がないが、ほとんど文句の付け所が見当たらない。
配線をしていく!
ディスプレイ周りはどうしても配線が多くなる。Macbook一台にできれば文句ないが、5年前に自作したMini-ITX機と会社至急のDELLラップトップがあるので、HDMI2本は埋まることになる。それだけでもケーブルが太いし邪魔。だけど仕方ない。
充電ケーブルもAnkerのマグネットのケーブルホルダーをモニター背面に付けている。Lightning、Micro USB端子があるが、本当はUSB-Cに一本化したいところ。
ケーブル配線のイメージは以下の通り。追加で有線キーボードも置いたので、よりごちゃごちゃしてしまったが、モニターアームのケーブルマネジメント機能は必要十分だ。
デスク周りの仕上がりイメージ
背面のケーブルはモニターを動かした時のために、若干あそびを持たせた関係で、ごちゃっとした印象だが、前面からみるとしっかり隠れてくれたので、かなりスッキリした。大満足。
キーボードを使用していない時はディスプレイ下にスッとしまえるのもありがたい。これでデスクを広く使って作業することができるようになった。
総評
口コミ件数が少なかったSunonモニターアーム、若干リスクを感じながらも購入したが、結果的には「大満足」。
4Kの32インチのお高いディスプレイを使っている、と言う場合はこれより少し価格が高い耐荷重13kgを選んだ方が良いだろう。(本モデルの耐荷重は9kg)
私のような24インチモニター使いであれば「結果的にはこれで十分だったな」といった感想。
ちなみに24インチモニターではアームが下がってくる心配は全くなく、むしろ最初はアームのガススプリングがかなり硬かったので、調整で大幅に緩くしているくらいだ。
今回のSunon激安モニターアームでも、QOLを上げてくれることは間違いない。