最近iPad Pro 11インチ(2018)でPUBG NEW STATE等の負荷の重いゲームをしていると、「発熱により画面が暗くなる」、「フレームレートが下がりカクつく」等の問題が出てくるようになった。同じく愛用中のiPhone 13 Proでも炎天下で動画を回していると本体が発熱して同様の現象が起こることがある。
冬→夏に季節が変わり室温も上がっている為と思われるが、PUBG NEW STATE側でも90FPSの高フレームレートに対応している為、iPad Proと言えど旧モデルだと処理能力が追い付かないようだ。
パソコンでは水冷・空冷のCPUクーラーがあり、水冷の方が冷却性能が高いと言われているが、iPad用の水冷クーラーは選択肢がほとんど無い。
発熱によりバッテリー劣化が促進されてしまいそうなので「空冷ファンで発熱を抑える」ことが出来るガジェットを探索することにした。
購入したのは冷却ファン付きスタンド「KSW ”KINGDO”」!
購入したのはAmazonで162レビューの内、平均星4.5を獲得している人気の冷却ファン付きスタンド「KSW “KINGDO”」。
これまで使用してきたBoyataのスタンドと並べてみた。
KSWは圧倒的にコンパクトな為、デスク上でも取り回しが良さそうなサイズ感だ。
次にKSW”KINGDO”の特徴を紹介していきたい。
デスクトップで使いやすいコンパクトデザイン
KSWでまず特筆すべきことは非常に「コンパクト」という点だ。
Boyataスタンドは計2個持っているが、作りの剛性感とは裏腹に大きく場所を取るので取り回しのしずらさが弱点だった。
KSWは横幅17cm、折畳時の厚みも最薄部3.5cm、最厚部で5cmなので、使わない時はキャビネット等に容易に収納ができる点が秀逸だ。
交換可能な8cmサイズファン、静音性も◎
開口部が大きく取られた中心部に「PRO-A」との表記のある中華製ファンが搭載されている。
USB-A端子による電源入力で動くファンは音もほとんど気にならずファンの風量も十分だ。
しかし、卓上扇風機として使える程の風力はないので、あくまでもタブレットを冷やすことに特化している。
ファンはPC用としてよくあるサイズの8cm角、かつ、ビス止めされているだけなので、必要に応じてマウンター等をかませることで容易に交換が可能そうだ。
タブレットスタンドとしての機能も優秀
KSWはこれまで愛用してきたBoyataに引けを取らないほど堅牢な作りをしている。
スタンド脚の可動範囲も十分あり、勝手にずり下がることはない。むしろ角度調整はBoyata同様に両手でしっかり掴んで行う必要がある。
タブレットを支えるシリコンラバーのキャップはタブレット操作時に指に干渉することが多かったので、引っぺがして逆さまに差し込んだ。
これによりかなり操作性が増した。
冷却ファン機能を除いても使いやすい
私の購入時の価格は3000円くらいで使い勝手や品質を考えるとかなりお手頃価格と言えるだろう。
ファンが必要なければ外すことも出来るので、スタンド機能だけ使うのもアリかもしれない。
BoyataよりコンパクトなKSWはiPad背面の一部を支える為、画面の端を強く押すとタブレットが倒れやすいことにも触れておく必要がある。FPSゲームでついつい手に力が入ってしまうとスタンドがズレることもあるので、Boyataのような重量感のあるスタンドに慣れている人は最初は違和感があるかもしれない。
更に、タブレット位置を高くしたい人にとってはBoyataのような大きいスタンドの方が向いている可能性もあるので、地面からの高さ調整の範囲を調べておく方が無難だ。
まとめ
結論としてゲーミング用のタブレットスタンドとしてはKSWを非常に気に入っており、ファンを取り替えながら長く使うことが出来そうだと期待している。
ちなみに保冷剤等でiPadを冷やすと内部に結露が生じて故障に繋がる恐れがあるので、冷却ファンで優しく冷やすのがコツだ。
タブレットで絵を描きたい人には向いていないが、3Dゲーム、動画撮影・編集等の重い作業をする人にとっては間違いなくキラーアイテムになるだろう。