新橋のバック店「サックスバー」で購入してみたのでレビューしていきます。
小型スーツケース、選ぶならタテ型?ヨコ型?
スーツケースは圧倒的にタテ型が多いです。上にバッグを乗せた時に手が伸ばしやすい距離になりますし、横幅を取らない方が機内で転がす時も取り回しが良いです。
一方ヨコ型のメリットは重心が低くなるので安定感があります。また、ナイロン素材のものを選べばちょっと大きめのブリーフケースとして、1-3泊のお供に単体だけで使用できるようなサイズ感だと思います。
書類を入れる前ポケットが付いているモデルも多くなるので、モノの出し入れがしやすい点も有利です。
ヨコ型だと一般的に荷物の出し入れが面倒なモデルが多く、スーツケース+ブリーフケースで出張に行くとなると、少々大げさな荷物量になります。
要は「単体利用でスーツケースとブリーフケースを兼ねる丁度良いサイズ感であることがヨコ型の魅力でしょうか。
ヨコ型スーツケースを展開するブランド
以前からヨコ型のキャリーケースを探していたのですが、横型を軸に探すと中々良いものがないという現実に直面しました。
主に調査したブランドの中でヨコ型を保有していたのは以下の通りです。
- トゥミ
- サムソナイト
- エース
- バーマス
- イノベーター
上を見ればTumiですが10万円…, 下をみればAmazonで売っているノーブランドで数千円ですが、
どうも安っぽいプラスチックの質感が好きになれません。
そんな中、エースジーンのジェットパッカーシリーズでつや消しのカッコいい横型キャリーを見つけたのですがやはり少々お高く4万円くらいします。
徐々に熱が冷めていった中、たまたま立ち寄った新橋駅近くのSac’s Barにそれがありました。
その時見たものはシボ入りで光沢が抑えられていて、運びやすい4輪、しかも1.7万円!?とかなり興味を引かれてしまいました。
このイノベーターというブランド、ネット検索するとヒットはしていたので、存在自体は把握していたのですが、ネームバリューも無くノーチェックに近かったブランドでした。
このサイズ感のヨコ型で4輪、しかも高級感のある艶消しマット素材はかなり珍しい。
どうやらSac’s Bar別注らしく、中々分かっている方が商品開発部にいらっしゃいますな、と頷きたくなる仕上がり。
その後、仕事後に職場近くにある新丸ビルに同じ系列のドラスティックラゲージへ在庫確認に行ったところ、シボ入りではなくヘアライン仕上げのモデルがあるではないですか!
というわけでより高級感を感じさせるヘアライン仕上げのイノベーターを購入。
ちなみに、サムソナイトやバーマスにもナイロン素材で魅力的な価格帯のモデルがあります。
しかし容量が小さく、見た目がオジサン臭くなりそうなので、よりスタイリッシュなイノベーターに惹かれたわけです。
外観レビュー
高級感を感じさせるヘアライン仕上げの鈍い光具合。これがたまりませんね。汚れも目立ちにくそう。
背面はXラインの立体的な型押しがあり、耐衝撃性を高めるようなデザインになっています。Xラインというとレクサスのフロントデザインですね。
トップ写真にあるように、フロントの十字ラインはあまり好みではありませんが、どうやらスウェーデンのブランドなので国旗をモチーフにしているようです。
ポケット・収納部をチェック
スーツケース・バッグの使い勝手を語る上では、中身のポケット・仕切りが重要です。
ちなみに購入の決め手のひとつはメインコンパートメントに加え、前面のポケットがあること。モノの取り出しやすさの点で特に重視した点。
前面ポケットにはパソコン収納ポケットに加え、大きなポケットが3つ、しっかりマチもとられているので、真ん中に書類や折り畳み傘を放り込んでおくのも問題なし。
メイン収納部にも書類用仕切りと、洋服などを入れる部分にはメッシュカバー&ファスナーで中身がごちゃごちゃしない工夫がされています。
ビジネスユースとして至れり尽くせりのディテールです。ちなみに手持ちハンドルは柔らかいクッション素材で手が痛くなりづらい設計です。
マッキントッシュフィロソフィーのトロッターバッグをセットしてみました。
落ち着いた色同士で相性良好。
ここまで褒めちぎってきましたが、1点、キャリーハンドルが細く耐久性が気になります。一応アルミ製のようですが、こればかりは使ってみないと判りませんね。
まとめ
<良い点>
・ヘアライン仕上げによる高級感
・Sac’s Bar別注(別注好きには訴求力大)
・4輪で取り回しが楽
・仕切りが多く収納力と使い勝手が良い
・2万円以下の高コスパ
<気になる点>
・フロントの十字ライン
・キャリーハンドルの剛性感
総じて「買い」と言える品だと思います。