MXP ラウンドネックTシャツレビュー

暑い夏におすすめしたいメンズインナー比較【グンゼ/MXP/ワコール他】

MXP ラウンドネックTシャツレビュー

毎年インナーを買い足すものの、何かしらの不満を感じ、「コレだ!」というインナーには中々出会えない

以前購入したユニクロエアリズムマイクロメッシュインナーは、着心地と速乾性、そしてビジネスシャツを着たときに透けないベージュカラーをラインナップしており、気に入ってまとめ買いしたが、一つだけ欠点があった。

それは生地が薄すぎてすぐにシャツに汗染みが移ってしまう点だ。

ポテイト伯爵の丁度良い調度品

そしてプライベートシーンで着ているHanesBEEFY(ビーフィー)等のコットンインナー達。

天然繊維のコットンは肌当たりが良く、吸水性にも優れているが、速乾性には乏しい

結局ないものねだりであるが、これらの「トレードオフの関係を高次元の領域で両立した素材」を探求するのが物欲魔人ポテイトである。

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ビジネス用ならやっぱりベージュカラー

ユニクロエアリズムマイクロメッシュのようなベージュカラーはYシャツに透けづらいので、このスマートさに味をしめてしまうと元々のホワイトには戻り難い。というわけで、ベージュカラーを中心に購入したのが、ブロスバイワコール(写真上)、とセブンアンドアイボディークーラー(写真下)だ。

まず最初に申し上げたいのはブロスは縫製部分のでっぱりが大きく、肌に当たる感じが気になることだ。ボディークーラーも縫製の仕上げはいまいちだが、でっぱりは少ないので気にならない。

ボディークーラーは接触冷感のある綿100%で、着るとたしかにヒンヤリとした感じがある。サラッとした生地感なので、汗をかいても肌にベタ付く感じがないのが優秀。

ブロスバイワコールは綿50%、レーヨン45%、ポリウレタン5%の混紡率でかなり高機能な生地を使っている。それだけに、この縫製品質は残念でならない。

ダークホースのテンピュール

「え?あのテンピュールがインナー?」と思った方も多いはず。

私もその一人で、思わず手に取ってしまったのがきっかけで購入に至った。生地がトロッとした何とも言えない肌触りで、鉱物を配合した生地により人体から放出される赤外線を反射リラックスやリカバリー効果を高める、という一見すると何かのマルチ商法かと思うような効果が記述されている。

そいうえば賛否両論のファイテンアクアチタン素材で同様の効果を謳っている。アクアチタンは実験で効果が確認されたものの理屈は分かっていないそうだ。しかし、十代の頃、筋肉疲労が激しくモモがまともに上がらない状態で、チタンバンドを付けた直後に足がとても軽く上がった衝撃を忘れずにはいられない。

というわけで鉱物配合による温熱効果・血流改善・リラックス効果は実際に使うまでは理解にしくい面がある。

ともあれ、肌着としてはとても滑らかな着心地で高品質といえることは間違いない。

ボディークーラー、ブロスには無かったタコバインダーによる縫製処理のおかげで、肌に当たる感じは皆無で、腕に通してみればリラックス効果が感じられるはずだ。

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宇宙でも活躍する「MXP(ニュートラルワークス)」

こまめに洗濯・着替えができない宇宙飛行士の為に作られた生地を使用するMXP(ニュートラルワークス)

消臭インナーとしてのみならず、吸湿・速乾性や着心地においても隙のない高機能インナーであるが、その分値段は4-5千円と高め。

高いだけあって満足度は半端ないので、今回はインナー用として2着分を買い足した。

首裏の痒くなりやすい部分はタコバインダー&タグ無の印字となっていて気遣いも十分。

MXPについてはとろけるような着心地ゆえ、仮にタコバインダーが無かったとしてもきっと満足度は変わらないだろう。

各インナーのサイズ感、着用イメージ

176㎝、体重73㎏ですべてLサイズを着用した。

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ブロスバイワコールのサイズ感

まずはブロスバイワコールサイズ感はタイトだが生地のストレッチがかなり効いているので動きにくさはない。着丈も十分にありスラックスからはみ出ることはなさそうだ。

しかし前述のとおり、裏面の縫製部分のでっぱりが首肩回りに当たる感じがあり、お世辞にも着心地はよくない。2-3千円するインナーとしては失格ではないだろうか。

また、着圧が苦手な筆者のようなタイプは若干息苦しさを感じてしまう。グンゼのボディワイルドに近いシルエットだと感じるがアラフォーのおじさんとしてはもう少しゆったり着たい。肌に密着している分、汗はよく吸ってくれそうなので、とりあえず裏表ひっくり返して着ようと思う。

※以下の写真はお腹を引っ込めて撮ったものであることを付け足しておきたい。

ボディークーラーのサイズ感

お次はボディークーラー綿100%でヒンヤリとした着心地は良く、化繊が苦手な人にはおすすめできる。

サイズ感はゆったり目で、着丈が短いので”見せるインナー”として使ったり、白や黒のクルーネックなら一枚で着ていても違和感はない。

その反面、ビジネスシーンでYシャツの下に着るインナーとしては着丈が若干短く、スラックスからはみ出てしまいそうな長さではある。

ビジネスシャツは、特に背面ダーツ入りのものだとウエストが絞られるので、Yシャツの中でインナーがゴワつく感も否めない。

悪くはない商品だが、全体的にサイズ感を見直してくれるとよりインナーとして使いやすくなると感じた。

テンピュールのサイズ感

テンピュールサイズ感、着心地、吸湿・速乾性等でどれをとってもかなりハイレベルである。

デメリットは透け透けな点であるがタイドアップするビジネススタイルのインナーとして着る分にはなんら問題はない。

これについてはVネック、のぞましくはベージュカラーがあれば恐らくまとめ買いしたであろう出来だ。

生地に適度な重みがあり、ストンと落ちるような生地。とても癖になる着心地だ。

MXP(ニュートラルワークス)のサイズ感

感覚的にはテンピュールの生地を少し厚くしたような着心地で、滑らかでサイズ感も完璧に近い。インナーとして着ても良いし、一枚で着ても丁度良いサイズ感だ。

ただし若干の透け感はあるので、上にシャツを羽織ったりする時にちょうど良い。

同時に購入したVネックはビジネスシャツに合わせやすいので、出社や外出時は早速スタメン入りに。

ただしシャツにインナーが透けるので是非ベージュカラーを作ってほしいところ。

常に着ていたいと思える着心地だったので、今年計5着をまとめ買いした。

もしアウトレット・セール品が出たら間違いなく”買い”だろう。

ブロス・ボディークーラー・ユニクロの比較

一番上からエアリズムマイクロメッシュ、ブロス、ボディークーラーの順。

こうしてみるとボディークーラーはかなり身幅が大きい。

この夏おすすめのインナーは?

たくさん汗を吸ってくれ、体感温度を下げてくれるようなインナーは夏に重宝するが、冷房下で体が冷えすぎないことも同じくらい重要だ。その点で言えば、薄手ながら温熱効果のあるテンピュールTシャツはじんわりとした温かさが感じられ、冷え防止や就寝時のリカバリー機能が期待できる。

また、エチケットとして消臭機能にも注目したい。その観点で選ぶとすれば、夏場向けの吸湿・速乾・消臭、そして着心地を高い次元で実現した宇宙スペックのMXP(ニュートラルワークス)は真っ先に選択肢に挙がるだろう。

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