純正バンドはレザーのみ、という男気あふれるパネライ ラジオミール。
しかし純正のバンドの穴の位置が私の手首サイズに微妙にフィットせず、留め穴を変えても「若干緩い〜若干キツイ」のはざまを行き来するしかなかった。
おまけにこのラジオミールのクラシカルなワイヤーラグに対応する純正バンドは殆ど選択肢がないのが実情。
そこで今回はこだわりレザーNATOベルトに換装したので紹介したい。
ラジオミールのラグ幅大きすぎ問題
私の保有するPAM00754はケースサイズが45mm、ラグ幅27mmで純正ベルトでは尾錠側22mmとテーパーしている特殊なサイズとなっている。
まずケースサイズ45mmは良いとして、ラグ幅27mmが特殊すぎる。他の時計ブランドでは20mm前後のモデルが多く、時計ベルトのサイズラインナップとしては18、20、22mmあたりが一般的だ。
以前に2ピース型のナイロンベルト26mmを購入したが、国内では取り扱っているお店はほぼなく、せいぜい24mmまでと言ったところ。
26mmを探す場合、海外サイトから個人輸入する他ない。
私が探した中では「Etsy.comのYstrapというクリエイター」、「esprit-nato」はいずれも26mmまでラインナップしており、国内では「MWM」というショップが不定期で入荷するくらいだ。
しかしある香港のウェブショップで見かけたパネライ×コードバンNATOの渋い雰囲気が忘れられず、今回は24mmでも良いのでレザーNATOバンドを購入することにした。
初めてCreemaを利用
当初気になっていたのはSTONEWALLという品質にこだわり少量生産を続ける時計ベルトブランドが作るパネライ専用レザーストラップ。
しかしお値段2万円とお高いので、今回はCreemaでTronさんというクリエイターから「クロムエクセルレザーNATOストラップ24mm」を購入することにした。
ラジオミールのラグ幅に対し、24mmのベルトがしっくりくるかどうかは実際に試さないことには分からない。
ビンテージ感がビンビン来るオリーブカラー
ホーウィン社のクロムエクセルレザーに、選んだオリーブカラーが渋カッコ良すぎる。
ラジオミールに装着して更にそのGlooveが増加した。
ビンテージのミリタリーウォッチのような渋〜い雰囲気がマシマシになりながらも、パネライの高級感は損なわれていない。
これだ、これが追い求めたラジオミール本来の姿!
装着する手首側にも革が配置される為、冬はひんやりした感触を感じることなく、革の温かみを感じることができる。
なんだかんだ時計を着けていると手首にも汗をかくので、時計本体よりも革が汗を吸収してくれる方が良い。長い目で見た場合、汗によるステンレスの腐食・劣化を防いでくれるのではないだろうか。
また床面(レザーの裏側)の処理もしっかりされているので、肌への引っ掛かりのないサラサラとした質感。クロムエクセルレザーだから床面のキメも細かいのかもしれない。
パネライのケースは重厚感があり、薄っぺらなベルトでは時計との相性が悪くなるが、ラジオミールとレザーNATOは完璧にフィットしている。
実際に腕に着けてみた。
思いの外、ラグ幅より小さいベルト幅24mmでも違和感がないことに気がついた。
特にNATOベルトのようなテーパーのないストレートなベルトでは、24mmくらいの方が全体的にスッキリして見える。
脱毛中でツルツルの私の手首にパネライが映える。
逆に26mmだと太く、よりカジュアルで無骨な見た目になるかもしれない。
まとめ
今回パネライラジオミール45mm(ワイヤーラグモデル)に対しサードパーティ製ウォッチストラップ交換によるカスタムにトライした。
- ラグ幅27mmに対し、ベルト幅24mmは「アリ」
- レザーNATOベルトによりラジオミールの魅力・ビンテージ感が底上げ
- 海外クリエイターと直接繋がるEtsy、Creema、あるいはSTONEWALL等のこだわりレザー製がオススメ。