我が家の洗面台では昨年ブラックフライデーセールで購入したダイソン、そして以前からあるヘアーアイロンとドライヤー、ブラウンシェーバー洗浄器と、計4つの電化製品がコンセント口を取り合っている。
洗面台には2か所のコンセント口があるがケーブルが散らかりがちで、特にヘアーアイロンとドライヤーは置き場所も無いので思いがけず床に転落することも少なくなかった。
そこで今回は電源ケーブルの煩悩から解消されるべく、『洗面台のケーブルマネジメント』に着手することにした。
用意したアイテム
今回用意したアイテムは以下の3点。
- 左: コードチューブ(セリア)110円
- 中央:ジョイントタップ・コンセント3個口(無印)490円
- 右: 延長コード1M(無印)590円
まず初めに無印良品の人気商品「ジョイントタップ」から見ていきたい。
これはコンセント部とケーブルを分離した画期的な商品、と言われているが、なんてことはないただのシンプルな電源タップである。
商品ラインナップは、延長コードの長さが「10㎝、1M、3M、5M」× コンセント口「3個、4個+USB1個、5個」という絶妙に痒い所に手が届かない品揃えになっている。
今回の用途については洗面台のコンセント口を使い、横にコンセントを纏めるようにしたいので、10㎝では短すぎるし、1mでは長すぎる。無印なら30-50㎝のコードを用意してくれそうなものであるが、あいにくラインナップには無いようだった。
他の電源タップを探すのが面倒で無印にしたが、機能的には可もなく不可もなくといった印象で、これならサンワサプライやエレコムの節電タップのほうが良いかもしれない。
しかし腐っても無印、価格も抑えめでデザイン的に無駄が無い点は好印象である。
また、売り手側としては在庫を最適化できるはずなのでSDG’s的には良いのかもしれない。
次にセリアのコードチューブ。セリアには細・太の2種類のコードチューブがある。
細タイプは太めのケーブルなら1本、USBのような細いケーブルなら3-4本入る。(内径Φ6㎜)
太タイプは太いケーブルでも2-3本まとめることが出来る太さ。 (内径Φ11㎜)
いずれも1.5m長で110円なのでまあまあお得感はある。
電源タップの配置決め
ダイソンの充電器を壁付けする際に、配線カバー「ニューエフモール(マサル工業)」をビバホームで購入し、先行してコードをある程度目隠ししている。
あとは今回購入した無印のジョイントタップと、各電化製品のケーブル配置を決めて、出来る限りケーブルが目立たないようにトライしていきたい。
ここで一つ課題が発覚。
思いの外ダイソンのACアダプターが大きく、配置の自由度がかなり下がることが分かった。
しかし、セリアで“直感的に“必要になるかもしれないと購入していた「ヨコ型スペースアダプター」がココで思わぬ活躍を見せてくれた。
セリアとは思わせない高級感を感じさせるアダプター。無印のタップと同様に1500Wまで対応。
しかしダイソンのACアダプターがデカいことには変わりなく、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返してようやく配置を決定。
貼り付けは愛用品である3Mの「スコッチ超強力両面テープ プレミアゴールドスーパー」。
「なんかこの辺りにフック取り付けたいな」と思った時にこのテープがあるのとないのではアイデアの実現性に雲泥の差が出る。整理整頓好きには必需アイテムと言える。
テープ方向に引っ張れば粘着力が落ち、綺麗にはがすことが出来る優れモノ。
結果的に使い勝手と見た目のバランスを考慮し、以下の場所に落ち着いた。
ケーブルを目立たなくする!
電源タップの配置が決まったので、これからケーブルの配線を整理していく。
まず無印の延長ケーブル。本当は30㎝くらいの長さが望ましかったが、1mもあるので余りがかなりある。
そこで、ダイソン用に設置している配線カバー”エフモール”に押し込むことにした。
配線カバーの途中でコードの折り返しが出てしまうため、配線カバー自体にも加工が必要となる。
コードの折り返し地点のエフモールを当初カッターでカットしていたのだが、ここで致命的なミスに気が付く。
配線カバーの中にあったダイソン充電コードを取り出し忘れており、カッターで塩ビカバーを途中までカットしていたのだ。
購入したばかりのダイソンへの電力供給を遮断するという愚行により、家庭内紛争へ陥りかねない、一触即発の状況に陥っていたことを知り冷や汗をかく。
しかしツールBOXからビニールテープを探し出し、応急措置を施すことで事なきを得た。
そういえばツールBOXに以前百均で買ったニッパーがあったはずだと気が付き、以降の作業効率がUP。
ことあるごとに買い足していた道具類が色々と役立っている。
あまり出来た仕上がりではないが、コード折り返し地点をカットすることで無印のコード余り部分を配線カバー内に収納することが出来た。
次に各コード類であるが、ある程度コードの動きの自由度が必要になることから、コードチューブを装着して統一感を出すことにした。
コードチューブは先っぽを装着してクルクル回すと楽に装着することができる。
洗面台のコンセント口に取り付けた無印の電源タップに装着完了。
「これ要らんくね?」と思った人も多いだろうが、こういった地道で丁寧な作業が後々の仕上がりの良し悪しを決めると信じている。
とりあえず以下のように装着完了。ホワイトカラーで統一することでケーブルのごちゃごちゃ感が緩和されている。
コードチューブが余ったのでヘアーアイロンにもコードチューブを取り付けることにした。
ケーブルが目立たなくなるだけでなく、コードの絡まり・捻れが出来にくく、コードチューブ装着の意義を感じることが出来た。
仕上がり
完璧主義の私からするとまだまだ満足とは言えないが、以前のコードの煩わしさからはかなり解消されることが出来そうだ。
ちなみにドライヤーは、ビジネスホテルのように「使ったら仕舞う」という運用とした。
そのうちこのスペースに上棚でもDIYしようかと思案中。ケーブルとの戦いはまだまだ続く。