夏の定番といえばサラッとしたハイテク生地のショートパンツ。今回は話題のユニクロナイロンギアショートパンツを購入レビューしていく。
ナイロンギアショーツのスペック・特徴
リップストップナイロンに撥水加工をプラスした生地を使用している。リップストップ生地は格子状に縫い込まれた繊維により破れやほつれに強い丈夫な生地だ。そこに撥水性もプラスされているのでアウトドアやこれからの梅雨時期にも嬉しいスペックになっている。
フロントは左右それぞれに2つのポケット(計4つ)あり、バックにはシンプルなポケットが左右それぞれに付いている。このお尻のポケットはスナップボタンが取り付けられていてモノが落下するのを防いでくれる。個人的にマジックテープベリベリよりもスナップボタンの方が好きなので、この点は好印象だ。
ベルトはワンタッチ式のイージーバックルベルトとなっており、片手で外せる。ベルト生地は光沢感がなく、良く言えばシンプル、悪く言えば地味といったところ。
リップストップ生地は薄手ながら透け感はなく、サラッとしていて汗をかく時期には最適ではないだろうか。
商品名の通り、「ギア」としてガンガン使えるタフさ、そして1,990円という圧倒的プライス。
色は一番地味なブラックを選んだが、店頭では一瞬ネイビーかと思った。真っ黒ではなくライトな黒といったところ。
全6色展開で他にも鮮やかなカラバリが用意されているので、黒いショーツがある人は別の色を試して見るのも良いかもしれない。個人的にはオリーブ、ブルーもかなり良い色合いに見えた。
ナイロンギアショーツのサイズ比較・考察
176cm、73kgの筆者が実店舗でM、Lサイズを試着した際の着用イメージ。先に申し上げておくが毛深いのはご容赦いただきたい。
まずMサイズはウエストはジャスト、丈は少し短く感じたが、小さいという感じはなく、普通に履くことができた。
次にLサイズ。丈感はちょうどよく、わたり幅も少しゆとりがあるくらいでパッと見はよかったのだが、問題はウエスト。
もうブッカブカでベルトでギュッと締めないといけない。そうした場合、ウエストの余った部分がボッコリ出っ張り、履き心地の面ではマイナス要素にもなる。
と言うわけで、選んだのは「Mサイズ」!それにしても、Lサイズのウエストのサイズ感はもう少しどうにかならなかったのだろうか…
改めて自宅でMサイズを着てみた際のサイズ感。腰で履く感じにすると着丈もちょうど良く、見た目もスッキリしていて中々良い感じだ。
重ねて申し上げるが、スネ毛の濃さはご勘弁いただきたい。
ナイロンギアショーツとグラミチの比較
愛用しているグラミチのショーツ(Lサイズ・写真右)と比較してみた。
1万円のグラミチショーツと比べるのは酷かもしれないが、ポケットのデザイン、生地感の面でグラミチに勝杯が上がる。
グラミチはベルト生地に光沢感があり、バックル部分は厚みのあるプラスチックを使用し、耐久性が高いデザインとなっている。ただし、ユニクロは耐久面では劣るが、片手で外せる“取り外し易さ”はある。
グラミチの生地はポリエステル100%で、まるでピーチスキンのようにキメの細かいサラサラした点が特徴。
両方ともにガゼットクロッチで動きやすい裁断パターンになっているが、ガゼットクロッチの幅はグラミチの方が大きい作りになっている。その為なのか、重ねてサイズ比較した際の大きさはほぼ同じであったものの、履いているとグラミチの方が若干ゆったりした履き心地に感じる。
ナイロンギアショーツとドライストレッチイージーショーツの比較
家でも外でも履けて、優しい肌当たりのユニクロ ドライストレッチイージーショートパンツ。私の愛用アイテムでもある。
ドライストレッチイージーのLサイズと重ねた時のサイズ感は、ほぼ同じという結果になった。グラミチLサイズとの比較結果も踏まえると、ナイロンギアショートパンツは作りがワンサイズ程大きめだと言えるだろう。
ナイロンギアショートパンツは買いか否か!?
単純に品質でグラミチと比較してしまうと、グラミチの履き心地が最高過ぎて勝負にはならないが、なんといってもユニクロナイロンギアショートパンツは1,990円という破格のプライシング。
その点を考慮すると“買い“のアイテムと言えるのではないだろうか。
さまざまなカラバリを手軽にワードローブに加えることができ、ポケットの配置やデザインも良く考えられている。シンプルでタフなリップストップナイロン生地を使い、まさに夏のLife Wearに相応しいアイテムだろう。
しかしグラミチが予算外であれば5−6千円で買えるワイルドシングスやアブガルシアもオススメできる。ウエストゴムのイージーショーツならスポーツシーンでも活躍するだろう。